香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

English

コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第97号

あなたのためのリハビリです

数十年前には核家族といわれていて夫婦単位での生活が主流でした。
しかし最近は自分たちの両親と共に3世代で生活を営む人が増えている傾向にあるようです。
これは一部では都市での住宅問題が反映しているのではないでしょうか。
多くの人達がお年寄りとなられた両親と同居することによるメリットの大きさに気がついたのです。
お年寄りというと嫌われる代名詞のような時代を経て、最近は心のより所として、また人生の経験をつんだ知恵袋として敬愛され期待される存在になってきています。
でも一方ではお年寄りのほうで子供たちに迷惑をかけたくない、かけられたくもないとの事で独立した世帯を望む人達も増えてきているのも事実です。
どのような生き方をしても生き生きと「自立」していなければ、ご自分の目的の半分も達成できないから元気で長生きが大事な事となります。
一般にお年寄りは加齢と共に健康を損ない、体が不自由になりやすいことも事実で、健康、自立をいかに保つかが最大の関心事になっていると思います。
不幸にしてお年寄りが健康を損なった時でも日本の優れた健康保険制度により、世界最先端の医療を十分に、しかも低価格にて受けられるようになっています。
いろいろなお年寄りの病気の予防や介護に関しても看護婦さんやリハビリ士などにより説明されることも可能になっています。
しかし、まだまだ政府、福祉の機関も自立ができないことに対する対応が不十分で、これからという感も否めません。
お年寄りの自立を考えたり、幸せな生活を行う為に訓練したり、環境を整えたりするのにお手伝いをするのが病院で行われているリハビリテーションです。
リハビリテーションと聞くと道具がないとできないとか、訓練士がいないとできないとか思われる方が多いかもしれませんが、病院で行うリハビリテーションの考え方はできるだけ日常生活の中に取り入れられるものを一番に考えていますので大丈夫。
安心していろいろと質問して下さい。
歩く、座る、立ち上がる、移動するなどの基本動作を自分で行うために、介助によりテクニックを習うことが必要です。
リハビリ訓練士は様々な身の回りの品で、一人一人に合った訓練や補助道具を、あなたに合わせて捜したり、考案したりします。
なにか不具合な場合はいつでも、いつもの訓練士や看護婦に遠慮なくおっしゃって下さい。

クローンって何?

新聞、雑誌、映画などでクローンという言葉が何度となく出てきます。
人間が成長していくのは細胞増殖によるものです。
その細胞が増殖するのには細胞分裂という現象がおこるからです。
昔はそれが自然に発生するものと信じられていましたが、1830年頃、ブラウン教授が細胞中に核を発見し、それが有糸分裂することを発見しました。
すべての細胞は細胞から生じるということが提唱されたのです。
この有糸分裂は一般的に行われます。
有糸とは核の染色質の糸は染色糸といわれ、分裂に際して染色糸は核全体にラセン状に充満して、これがまとまり染色体を形成するのです。
その中にはDNAが存在し、合成が行われています。
この合成にはチシジンという物質が原料として使われています。
現在、そのチシジンを測ることによってDNAの能力等を測定することができるようになってきました。
染色質が分裂の途中でラセン巻きとなり、あたかもヘアピンのようにみえるのでヘアピン小体ともいわれていますが、一般的には染色体となずけられています。
染色体の形や数は生物の種類によって一定です。
ヒトの染色体は男女とも46個です。
そのうち常染色体で2個の性染色体は男ではX.Y、女ではX.Xになっています。染色体構成には人種差はありません。
しかし先天性疾患と染色体の異常の関係が発見され、これからの治療に応用されようとしています。
運動オンチって?
私は運動オンチだから運動神経が鈍いっていう言葉を耳にすることがあります。
本当に運動神経が鈍いのでしょうか?
運動神経とは脊髄の前根といわれる神経です。
この神経の役割は脳からの運動指令を末梢の筋肉まで伝達させることにあります。
何かの理由でこの神経が切れたとすると、その神経に支配されている領域はすべてマヒすることになります。
これが脊髄損傷といわれる状態です。
運動オンチとはそのような状態になっているのではありません。
主として運動を行うのは筋肉です。
ヒトの筋肉は大小合わせると300個位あるといわれ、スポーツをスムーズに行うにはこれらの多くが適切なタイミングで反応しなければなりません。
それがその位正確に行なわれるかがポイントです。
それぞれの筋肉の収縮のタイミング、それに付属する筋肉の選択的参加、さらに主動筋肉とそれに拮抗する筋肉の筋力発生のコントロール等、多くの要因が密接に関係しあっています。
複雑にコントロールされた筋肉が求められるような技術はこの運動神経によって伝えられています。
自分自身でコントロールするのことはできません。
脳の運動領域には今までのトレーニングによる筋力発生プログラムがすべて収められており、何かの運動をすることにより、別のプログラムが遂行されるようになるからです。
ですから運動オンチとはこのプログラムの容量が少ないために起こるものです。
練習することにより容量を大きくすることがオンチをなおす手段になるのです。肋間神経痛
患者さんの中には肋間神経痛で通院されている方がたくさんいらっしゃいます。
肋間神経は胸神経の前枝の大部分を占めており、11対あるといわれています。
肋間神経は運動神経として、肋間筋、腹筋を支配し知覚神経として同一肋間の知覚を司っています。
この肋間神経が何かによって刺激を受けると肋間神経痛を起こします。
発作性の疼痛が出現し、時には激痛を感じることがあります。
咳や深呼吸でも増悪します。
体を急にひねったりしないように気をつけましょう。

トラ!トラ!トラ!

最近、また真珠湾攻撃がクローズアップされています。
「パールハーバー」という映画が公開され話題になっています。
3時間という長さで何を表現したいのか、何が主題なのか、私にはさっぱりわかりませんでした。
題名からして真珠湾奇襲攻撃を思い浮かべない人はいないと思います。
戦争の悲惨さをこれからの若い人にも伝えるのであれば違う表現が必要ではないでしょうか。
日本に対しての表現もよくわかりません。
1970年にこの真珠湾攻撃を歴史に残そうとして、映画「トラ、トラ、トラ」が制作されました。
黒沢明ファミリーといわれていた小国英雄、菊島隆三が脚本に参加、日本側の監督に舛田利雄、深作欣二が起用され、また撮影ではフイルムを扱わせたら右に出る者はいないと言われていた姫田真左久がカメラをまわしました。
山村聡、三橋達也、田村高廣など日系人ではなく日本人を起用しました。
「トラ、トラ、トラ、」の映画はその後、テレビや戦争映画で何度も使われるなどリアリティある作品となっています。
ストーリーも史実を忠実に再現、レーダー担当がパールハーバーに近づく日本戦闘機の大群を味方のB-17と誤認したりする場面や当時の日本の立場や米軍側の意志疎通の乱れ、ハル長官の日本への怒り、野村大使の姿勢などを次々と披露し観客を飽きさせませんでした。
つい最近、真珠湾奇襲攻撃を受けた責任(アメリカ・ハワイ司令長官)問題の裁判が行われました。
アメリカは本当は知っていたのでは・・・・・?
いまだに謎めいたミステリー・・・?
時がたてば一気に解けていきそうな本当のもう一つの真実は?
今もアメリカは情報社会。
うーん。謎は謎のままのほうが・・・。
戦争に翻弄された時代も遠く記憶の彼方に埋まり、数々の遺跡のように静かに眠っているほうが幸せなのかも。
眠れる獅子は起こしてはならじ・・・。
昭和16年12月8日、これは我々日本人だけでなく地球全体の人類が忘れてはならない日でもあると思います。
この大戦で得るものはなく、貴い命という犠牲はあまりにも大きい。