香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第9号

希望のない人生なんて!!

脊髄損傷(車椅子)の患者さんとの交流が始まって5年目になりました。今になってやっとリハビリとは何であるか、おぼろげながら見えてきたような気がします。
車椅子の人達とスポーツをしたりして、患者さんや家族の人々と話し合う機会が増え、その中で学んだのは「生きる幸せ」、つまりリハビリの心と同じであるということです。
人生の途中で、まだこれからだと思っていた矢先、脊髄損傷という思ってもみなかったアクシデントにみまわれ、絶望の淵にいる患者さんにとって何が最も大切なのでしょうか。
症状を取り除く事も必要でしょう。生活技術を身につけることも大切でしょう。しかし最も大切な事は、生きる意味を再発見してもらう事です。
言い換えるなら、未来に対する希望を持ってもらう事です。
人間は希望なしでは、生きていくことは出来ません。従って障害者に対するケアは施設の構造、広さ、日課、治療、人間関係など、すべてが人生の絶望の状態から、いかにして希望の持てる状態に変えることが出来るかに集中しなければならないと思います。
生きる意味を再発見した障害者に、もう特別なケアは不必要になり、自分自身で人生を歩み始める事が出来ます。
「自分の事は自分で自由に選択して、決定し、そのことについては自分で責任を持つ」これを日常生活の中で、どんな些細な事でも繰り返して、学習することが大切です。それによって自立した人間となり、希望を持った豊かな人生を歩むことが出来ます。
子供の教育と同じで、その子が持っている無限の能力を引き出し、生きる意味を学ばせ、未来に希望を持たせる事なのです。
果たしてそうなっているでしょうか??

症状のない病気2:高脂血症

コレステロールというと普通、総コレステロールを指します。正常値は1130~200mg/dlですから200mg/dlを越えると高コレステロール血症ということになります。
しかし総コレステロールの中には善玉コレステロールであるHDLコレステロール、悪玉コレステロールのLDLコレステロールが含まれるという事は前号で述べました。
治療は悪玉コレステロールを中心に行います。LDLコレステロールは直接測れませんので、総コレステロールとDHLコレステロール、トリグリセライドの値から計算して出します。したがって正確な値を出すためには、空腹時に採血することが必要です。
LDLコレステロールが150mg/dl以上の人は治療が必要です。治療といっても、まずは食事療法と運動療法です。要するに良く噛んで、腹八分目、いつもニコニコ、よく歩けばいいわけです。
食事療法について説明しましょう。
脂肪をとりすぎないように!!
総摂取カロリーの25%以下とします。日本人の平均的な食事をとっていれば総カロリーの25%程度です。ですから少し脂肪の摂取に気をつければ良い訳です。
多価不飽和脂肪酸(P)と飽和脂肪酸(S)の比を(P/S)を1.0~2.0にします。植物油と魚(油)を卵や肉などの他の動物性脂肪に対して2倍程度の割合で食べて下さい。
コレステロールの摂取量を1日300mg位にして下さい。卵は1週間に5コまで、モツ、バター、レバーは避けて下さい。卵1コは215mgのコレステロールが含まれています。
1日25g以上の食物繊維を取って下さい。海草、茸、おからなど多く含まれていてコレステロールの排泄を即します。
甘い物、果実、アルコールはほどほどに。中性脂肪が増え、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減ってきます。
肥っている人はカロリーを制限して下さい。肥満は脂肪の合成を高めます。もう少し、くわしく説明しましょう。 魚類を除いた動物油は飽和脂肪酸(S)が含まれていて血液中のコレステロールを上げるように働きます。

これに対して多価不飽和脂肪酸(P)は血液中のコレステロールを下げるように働きます。従って食べ物を選ぶ時、飽和脂肪酸に対する多価不飽和脂肪酸の比、つまりP/S比が高くなるような食品を選べばよいわけです。
魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸は中性脂肪を減らす働きをもっていますが、コレステロールも低下させますので、積極的に取って下さい。
コレステロールの多い食品は!!
血液中のコレステロールのうち、3分の1が食事から3分の2が肝臓で合成されています。ですから血液中のコレステロールを下げるためには肝臓での合成を押さえると同時に、食事から取る量を1日300mg以内に抑える事が大切です。コレステロールが多い食品の横綱はタマゴ、レバーです。タマゴ1コに約215mg、含まれています。気をつけないと簡単に300mgをオーバーしてしまいます。マヨネーズ、カステラなど卵を使ったものにも注意が必要です。知らずにレバーなどを食べてしまっている小魚や貝類も注意です。しらす干し100gの中に250mgが含まれています。
コレステロールを下げる食品は!!
もう一度復習しますと、血中コレステロールを低下させる食品群は植物油、魚油、海草、茸、果物、大豆などです。食物繊維は胆汁酸を吸着して排泄させることにより血中コレステロールを低下させると考えられています。
コレステロール値を気にしすぎて、動物性蛋白質が逆に少なくなり過ぎて、大切な栄養素が不足することがあります。栄養のバランスには十分注意して下さい。さらに詳しく知りたい方は当院の栄養士にご相談下さい。
次回は運動療法についてお話ししましょう。ご期待下さい。

P/S比の
≪高い食品≫ ≪低い食品≫
サフラワー油10.0 牛乳  0.1
大豆 油3.8 バター0.1
えのきだけ6.2 鶏卵0.4
しいたけ5.0 牛肉0.1
米   2.0 豚肉 0.4
じゃがいも3.8 鶏肉0.6
キス1.7 牛脂0.1
サンマ1.2 豚脂0.3

コレステロールの多い食品 mg/100g
鶏卵(2ケ) 430
マヨネーズ 200
すじこ 510
たらこ 340
レバー(鶏) 370
レバー(牛) 240
ししゃも 260
うなぎ 200
さくらえび 230

≪ためしてみたら2≫(新案体操)

皆さんは一日に何回トイレに行きますか?
一回も行かない人は、まずいないでしょう。運動をする事が良いことは、わかっていてもなかなか時間が取れないし、実行もできません。
当院ではトイレの中で出来る運動を考えましたので、是非実行してみて下さい。(残念ながらトイレの中でないと出来ません)
座ったまま両足をそろえ、
腰の高さに上げる。(上げたら3つ数える)
両足とも、つま先立ちで、
ふくらはぎを交差させ、そして強く締める。
(片方ずつ交差させ、強く締めたまま3つ数える)
膝から下を斜めにし、"八の字"にし、
胸を張って背筋を伸ばす。伸ばしたまま3つ数える。
をそれぞれ3回ずつ、毎日実行して下さい。
たった1分位でいい運動ができます。
是非、トイレの中で実行してみて下さい。
トイレが長いなぁと言われても気にしない!気にしない!

ーみみよりな話ー
家族よりおじいさん、おばあさんの病気は何なの?
どんな治療をしているの?
と、聞かれた事はありませんか?
家族と一緒に病気の説明を受けたいと思った事はありませんか?
でも家族は仕事があるから、夜しか時間がないからと思った事はありませんか?特に慢性の病気はご自分だけでなく、ご家族の理解と協力がなければ治療がうまく行きません。日時を予約していただければ、レントゲン、カルテ等を出しておくことが出来ます。家族と一緒に病状の説明を受けることが出来ます。
是非、ご利用下さい。

講習会のお知らせ
4月7日(木曜日)午後2:00より
"障害を受け入れるために、心ふれあう場を、みんなの手で"
という題で講演を、友人の鷹西君がしてくれる事になりました。
どなたでも参加できますので、是非ご出席下さい。