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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第86号

私たちは約束します!!
私たちは医療を
・丁寧で
・思いやり深く
・注意深く
行うことを約束します。

皆様の評価が私たち
の医療に対する質を
決めます。

夢をつかもう! オリンピック

9月15日~10月1日まで南半球、オーストラリアのシドニーで20世紀最後の夏のオリンピックが開催されます。
日本はメダルをいくつ取れるでしょうか?
最近、子供の体力、運動能力が低下傾向にあるといわれています。
平成7年に小学生運動能力テスト(6~9才)、小学校スポーツテスト(10~11才)、スポーツテスト(12~19才)、及び壮年体力テスト(30~59才)の調査結果が発表されています。

1.小学校低・中学年児童 6~9才の体力・運動能力
運動能力がすべての種目において、男女とも急激な運動能力の向上がみられます。50m走、立ち幅跳びなどは6~7才にかけて向上が他の年齢よりも急激に向上し又ソフトボール投げでは男女とも6~9才にかけて直線的な向上がみられます。
7才以後ではより向上が直線的で、男子が女子よりも急激にみられます。すべての種目において各年齢とも男子が女子よりも優れています。
でも昭和60年度との調査結果を比較してみると、50m走、立ち幅跳び、ソフトボール投げについては男女とも低下がうかがえます。
戦後の調査と比べても、最低値を記録しています。

2.小学校高学年児童 10~11才の体力・運動能力
体力診断テスト、及び運動能力テストの合計値は男女とも11才の方が10才よりも上回っています。体力診断テストの伸び率は男子9%、女子11%であり、女子の伸び率が男子を上回っています。
しかし、運動能力テストでは男子26%、女子20%と男子の向上が著明にみられます。この向上は中、高校生よりも著明であり、特に運動能 力では更に顕著にみられます。
このように小学生高学年での体力、運動能力の向上は人生のあらゆる時期に比べて著しく、特に男子よりも女子の方がより強い傾向がみられま  す。
体力要素別にみると、敏捷性、瞬発力、筋力では男女とも年齢とともに向上傾向がみられ、特に筋力の伸びは顕著である。
しかし、柔軟性ではあまり良い結果がみられません。
数年前のテストよりも連続逆上がりなどに筋力の低下がみられ、敏捷性、瞬発力もやや低下傾向がみられます。

3.青少年 12~29才の体力・運動能力
青少年の体力のピークは男女とも17~20才頃と考えられており、ピーク時までの体力の向上は男女とも著明で、特に男子では顕著にみられます。
12才の体力のピーク時に対して男子では70%、女子では80%となっており、この割合は戦後からほとんど変化がみられません。
このことからも男子では14~18才の向上が著しく、女子では11~16才での体力の向上時期がみられると考えられます。
女子の早熟性が伺えます。
ピーク年齢以後、男女ともゆるやかな低下傾向を示しており、29才の時の体力はピーク時に対して、男子95%、女子92%となっています。


青少年の運動能力

男子は17才頃までに急激に向上し、その後もゆるやかな向上がみられ23才頃にピークに達しています。
12才時の運動能力はピーク時に対して35%となっており、12才から20才頃までの向上が極めて顕著であることがいえます。
ピーク時以後は極めてゆるやかな低下を示し、29才時の運動能力はピーク時の96%となっています。
女子は14才頃にピーク時に近い値を示し、その後向上傾向はあまりみられませんが23才頃にピークに達します。
12才時の運動能力はピーク時の91%となっています。
ピーク時以後はゆるやかな低下がみられ、29才時の運動能力はピーク時に対して91%となっています。
このように運動能力は加齢に伴う発達傾に男女の大きな差がみられ、女子の早熟性をうかがわせるものとなっています。
10~13才までの体力診断テスト、運動能力テストは10年前と比べ、すべての年齢において下回っています。
更にこの10年間の最低値を記録しており、青少年の体力、運動能力ともに低下傾向がみられています。

4.壮年 30~59才の体力、運動能力
男女とも加齢に伴い、体力の低下がはっきりとみられます。
30~34才時の壮年体力テストの合計点を100点とすると、55~59才の男子では55%、女性は60%となっており、女性の方がやや  低下傾向がゆるやかになっています。  
体力の要素別の加齢に伴う変化をみると持久力は男女とも55~59才では30~34才の92%であり、比較的ゆるやかな低下を示すが、瞬発力は男性で74%、女性では70%であり、低下傾向は持久力に比べ急激である。
敏捷性は瞬発力とほぼ同様の低下傾向を示し、筋力では男女とも55~59才で30~34才時の37%となっており、ややゆるやかな低下がみられます。
各体力要素の低下傾向に差異がみられます。

発育、発達期には,毎日適度なスポーツを

この報告書をみると10~18才までの体力、及び運動能力をスポーツ、運動の実施状況でみると実施頻度が高く、時間が長いほど好成績になっています。
小学生高学年時には運動能力において、その傾向は著明である。
体育以外にスポーツをほとんど毎日する群と、ほとんどしない群を比べると明らかな差がみられ、時間は1時間以上ほど好成績につながっているようです。
また逆に2時間以上ではあまり変化がみられません。
このことからも発育時期に継続的な運動を1~2時間、毎日行うことが体力の向上に大きな影響を及ぼしていると思います。
勉強することも大切でしょうが、子供達の運動能力の向上も体の発達のためには必要不可欠なものと思われます。
昔は「もやしっ子」などと言われたものです。
放課後、校庭で遊ぶ子供達もめっきり減り、親たちの関心は成績にあります。
今、何を考えなくてはいけないか、私は皆さんに問いたいと思います。

反抗する青春

すい星のように一瞬のきらめきを放ちながら、あっと言う間に逝ってしまったジェームス・ディーンは「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」の3本に出演しています。どの1本もジェームス・ディーンを彷彿させる名作となっています。
最後の作品「ジャイアンツ」の撮影が終わり、そのギャラで買ったポルシェ・スパイダーを運転中、正面衝突したのです。
「理由なき反抗」が公開された翌日、9月30日、24才の青春でした。
舞台の大演出家エリア・カザンが「エデンの東」を映画化するに当たり、ニューヨークで演劇を学んでいたジェームス・ディーンを、その主役に抜擢し大ヒット。
ワーナー映画は次回作に「理由なき反抗」を選びました。
ジェームス・ディーンは生の自分をこの映画のスクリーンにたたきつけたようです。17才の高校生、いがみ合う両親に反発し、学校にもなじめず、日ごとにつのっていく焦燥感。そんな鬱屈を抱えた影のある少年は、若者の間ではやっている車のゲームに熱中していきます。
ある日、崖っぷちすれすれに止まるゲームをした時、相手が崖を乗り越えて転落死。彼の何かがぷつりと切れたように感じました。
何も感じなければ、何にも傷つかずにすむ。
傷つきやすい青春は傷つくことを恐れるあまり、怒りという鎧をまとうのでしょうか。公開時、亡きジェームス・ディーンの面影を慕う若い女性の涙と新しい青春を求める若者で劇場が埋まったそうです。後に「ウエストサイド物語」に主演したナタリー・ウッドが初々しい演技を画面に見せてくれました。
ジェームス・ディーンのイメージと青春像を現代によみがえらせてくれる「理由なき反抗」は現在の映画をもしのいでいると思います。
さしたる理由もなく簡単に殺人をしてしまう若者がいます。
安易にドラッグに溺れてしまう若者もいます。
級友にいじめられ、教師や学校、親にさえ頼れず死を選んだ若者がいます。
私にとって何にも変え難い、それぞれの命の代償は誰が払うのでしょう。
その世界しか知らない若者は自分の考えられる範囲でしか物事を見るしか知らず、いくつもの枝分かれした人生に繋がっている事を知ろうともしない。
ジェームス・ディーンの青春像は、その繊細さ故にはかなく映るのでしょうか。
永遠にその光が輝き続けることを祈ります。