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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第80号

MRIって何?

簡単にいえば脊髄や骨の中をみるものです。
日本人が日ごろ、自覚症状として感じているのはどのような症状だと思いますか。
第一位は肩凝り、第二位は腰痛、第三位が関節の痛みという報告があります。
これらの痛みを調べるためには身体の診察とともにレントゲンで骨や関節の変化をみることが必要です。
整形外科にも近年、さまざまな画像診断技術が導入されてきています。
骨折や脱臼の疑いがあると骨や関節のレントゲンを撮ることは当たり前のことになっています。大きな骨折や脱臼はレントゲンで診断は容易にできますが、微細骨折や靭帯や軟骨の損傷はレントゲンでは写し出すことができません。
また脊椎を取り巻く筋肉、神経の痛みや代表的な病気では腰椎椎間板ヘルニア、脊椎上り症、骨粗鬆症、圧迫骨折などで脊髄や神経を圧迫されている場合などはレントゲンでは診断が困難です。
そんな時にMRIという画像診断が必要になってきます。
従来はこれらを診断するために脊椎の中をはしる脊髄とくも膜との間に造影剤を注入してレントゲンをとる脊髄造影が中心でした。
この検査ではレントゲン室で横になり、背中に針を刺し脊髄をとりまく髄液の中に造影剤を注入し、その後体を上下にしたり、回転したりしてレントゲンをとり診断しました。現在も行われていますが、手術を考慮する患者さんへの検査としては重要ですが頻回にできる検査ではありません。
そこへ登場したのがMRIです。
今までの診断手順を一変させてしまいました。

MRIとは

1940年、核磁気共鳴という物理現象が発見され、それを医学に応用したのがMRIです。
体の中の臓器はそれぞれの特徴に応じた細胞や体液で構成されています。
それらの細胞と体液は分子とイオンに別れ、さらに原子になり原子核に到達します。この原子核は自転していて、磁気モーメントをもっており、小さい磁石のようなものと考えて下さい。
そこに特定の原子核にねらいをつけて、それらと共鳴する電磁波をあてると原子核がエネルギーを吸収して高エネルギー状態になります。
砂鉄の中に磁石をあてると同じ方向に向くような感じと考えて下さい。
そこで今度は電磁波を止めると原子核は元の状態に戻っていきますが、その時吸収されていたエネルギーが電磁波となり放出されます。
これがMRI信号で、その電磁波をとらえると、ある元素の密度のさまざまな情報が得られます。それらを総合すると人体の各組織の特徴に応じた違いがわかり、それをコンピューターで画像にすることができます。
超音波でもなく、X線を使うレントゲン、CTスキャンとも異なる電磁波による物理現象を人体に応用したものがMRIです。
特徴はCTでは横断面しか画像ができませんが、MRIでは縦断面、横断面など自由自在に画像をつ造ることができます。
ただし電磁波を使う為、金属に反応しますので、術後金属が体内に入っている人には検査することができません。
整形外科領域では診断がこのMRIの登場以来、飛躍的に進歩してきました。
当院でも、このMRIをさまざまな疾患に応用しています。

体 動かしてますか?

現在、生活習慣病といわれる高血圧、高脂血症、糖尿病などがよく紙面に登場して人々の関心が深まっています。
これらの病気には運動をすることが必要不可欠です。
生涯、スポーツを続けられればこれらの病気に「さよなら」、もしくはお目にかかる事もないと思います。
人口の高齢化や社会を取り巻く環境の変化の中でスポーツが健康作りに役立つものと期待されています。
エコノミックアニマルといわれてがむしゃらに働いた時代も過ぎ、以前よりも休日をとるようになりました。
その結果、余暇も増大しその使い方、ライフスタイルも様々になっています。
もちろん相も変わらず過密スケジュールに追われていられる方もいらっしゃると思いますが、自分の健康は自分で管理してあげないと誰も気にしてくれない事に早く気がついてもらいたいと思います。
日常生活にスポーツを取り入れることで心身の健康の向上、達成感や満足感、人との連帯感などの知的、体力的向上を満たすことになります。

スポーツは我々人間の"心"と"体"の健全な発達を促すとともに、明るく豊かで活力に満ちた生きがいのある社会の形成に役立つ一つの文化といわれています。
「生涯スポーツ」とは誰もが各自期にわたって、それぞれが体力や年齢、目的に応じて、いつでも、どこでも、スポーツに親しむことです。
日常生活にどういうふうに運動を取り入れ、又はスポーツ嫌いの人達の参加をより多くするためにはどうすればいいのでしょうか。
小学校、中学校、高校時代、青年期、成人期とすべてのライフステージにおいて、少なくとも一時期にはスポーツに没頭している時に感じる満足感を持った経験があると思います。
でもその時代に何らかの原因によって運動をした時に不快な経験を持ち、その為に運動ぎらいになってしまった方もいると思います。
これから行っていかなければならないスポーツは個人にあったプログラムを作製し、継続できる内容でなければなりません。
健康に関する意識調査によると運動不足と感じている人は30%に及んでいます。
そして現在運動をしている人は25%に過ぎません。
また運動をしていないがこれから運動をしたい人は60%にもなります。
運動をしていない理由は、時間がない、仕事や家事で疲労している、一人ではできない、お金がかかるから、なんとなく機会がない、何をしてよいのかわからない、運動が嫌いだから、などが上げられています。
社会環境の整備が必要であることはいうまでもありませんが、どのような状況の中でもスポーツを行う動機づけ、参加へと促すこともこれからの病院、医療者の役目のひとつになると思います。

最も有効的なスポーツとは

運動の中で何が一番よいのかと問われれば、一番簡単で費用もあまりかからず行えるのはコスモス新聞78号でも取り上げた「歩行」です。
何度も掲載しないでもっと違うテーマをとお望みの方もいらっしゃると思いますが、歩くことがいかに簡便で有効的かということをもう一度説明させて下さい。
そして率先して歩いてもらいたいと願っています。
スポーツ用語で歩行は「ウォーキング」といわれています。
ウォーキングは特別な用具(シューズは別)を用いることなく、ふだん着のままで、いつでも、どこでも、手軽に実行でき、しかも体のコンディションに応じて運動の強さや運動量を自由に調整でき、また安全性にも優れています。
従来の歩行は歩行数によって運動量を決めていましたが、これからは、一日の歩行の経時時間、一日の総歩行数、歩行時間、歩行継続時間、などに基づき、各人にあわせたプログラミングが必要です。

ウォーキングのもたらすものは
当初はすぐに息切れがしたりすることと思います。(ゆっくり歩行したのでは運動にならないためです。)
最初は1分間に50歩を目指して、次に80~100歩になれるようにと次第に息切れしない距離を伸ばしていくようにします。
女性に関心のある体重も平均3kg(6ヵ月)5kg(1年)で減量していきます。また心胸比(レントゲンにて心臓と胸との比、大きいと心肥大になります)も1年で2%の減少がみられています。
血圧では1年後には10mmHgの低下がみられています。
コレステロール、中性脂肪も20~30mg/dlの低下が期待できます。
そして肺活量の増大、体脂肪率の減少、貧血の改善などがみられ、まさに理想的な運動といえますから、当院でも今後はこれらの運動を中心とした健康作りに役立てていきたいと思っています。

ミレニアム・コンサート

2月10日に催されたミレニアム・コンサートが新聞やテレビに報道されました。
患者さん方にも好評で和気あいあいの中、無事に終わることができました。
紙面を借りまして御礼申し上げます。