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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第58号

疲労はビタミン剤?

疲労は二種類あります。ひとつは疲れてくると仕事もはかどらず、気持ちもイライラして食欲不振、睡眠不足にもなり、時には病気を引き起こすこともあります。
筋肉痛や肩こり、腰痛などのようにマイナスイメージが強くなります。
ところでもうひとつの疲労Iは、これから逃れるために機械文明や省力機械が生まれてきたことにより、生活にゆとりが持てたり、今までは不可能と思われていたことも可能になってきました。疲労は健康、体力を向上させることもあります。

スポーツや体力アップを図れば、必ず疲労が出現してきます。
この疲れ具合を手掛かりにしてトレーニングの量や強さを決めることができます。 疲れない程度のトレーニングではこの効果はみられません。 疲労とは休養をうまく組み合わせることによって健康や体力が向上されます。
スポーツや肉体労働をした後に現れる疲労はグリコーゲンなどのエネルギー源の低下、乳酸の蓄積によって起こるので休養、睡眠、栄養の補給で回復します。
試合前の緊張では精神的疲労が現れます。
試合に勝てば疲労はふっとびますが、負けた時にはそれ以上の疲労が吹き出してきます。このように疲労にはいろいろな形があり、まだその実態はわかっていません。
健康であれば、どのような疲労でも休養と栄養をとることで2~3日あれば回復します。しかし回復しないままで、どんどん積み重なってきますと病的におちいってしまいます。
これは慢性疲労症候群といわれるものです。
しだいに体調を崩し、スポーツの成績は低下し、種々の病気を誘発します。
疲労の感じ方も回復の仕方も人、年齢によってかなり違ってきます。
年齢が高くなるにつれて疲れを感じやすくなり、回復にも時間がかかります。
遊ぶ事が仕事の子供たちは、今まで走り続けていたかと思うといつの間にか寝てしまい、起きたかと思うとまた走り回っていたりします。
これが健康的な心地よい疲労です。
対照的なのが大人の場合です。
年齢が高くなるにつれ、精神的なストレスは増え、逆に筋肉を動かす時間が減り、気疲れといった疲労が中心となり、なかなか取れにくい疲労になってきます。
人には好不調の波があるように、疲労にも波があります。
同じ仕事をする時でもブルーマンデーといわれるように月曜日よりも火曜日の方が能率があがり、疲れも少なく水曜日、木曜日と続き、週末に向う金曜日から又、能率は低下し、疲れも大きくなってきます。
一日の中でも同じような波があります。
最も疲れを感じる時間は午前では11時頃、午後では3時頃にピークが現れるという報告があります。
その為に、午前と午後の間に休養を取る必要があるわけです。
休養を取らずに仕事を続けるとミスや事故が増えてきます。
交通事故の統計をみてみると、事故件数は昼間に多発しますが、交通量と事故件数を比べてみると夜間の方が多く、夜中の1~2時よりも4~5時頃が一番死亡事故が多くなっています。
ですから夜間の救急隊も大変になり、私が夜中に起こされるのも仕方ないのかもしれません。
このように事故は体のキノウが低下している時に起こりやすいと考えられます。
体は1日24時間の周期で働いています。
夜明けにはステロイドホルモンが作用し、血液中にエネルギーが動員され、次の活動の準備を始めますが、疲労があるとこのホルモンの作用が低下します。

疲労にはどんなものがあるかというと
A.精神的疲労と肉体的疲労
B.中枢疲労と末梢性疲労
C.急性疲労と慢性疲労
D.局所疲労と全身疲労
筋肉を使っていると筋力は次第に低下してきます。これが筋肉疲労です。

運動の指令を出す大脳皮質から脊髄を通り筋肉に達するいろいろな段階にそれぞれ認められます。
大脳から脊髄での疲労が中枢疲労といわれ、そこから筋肉までの疲労が末梢疲労といわれています。
注意力の低下、判断力の低下が中枢疲労です。
競技の前の緊張からくる精神的疲労もこれに含まれます。
この疲労が続き、全身疲労になってくると全体的に活気がなく、顔色も悪く、行動もにぶくなります。自覚症状として、体が重く感じ、意欲もわかず、またもっと進行すると心悸亢進、冷や汗、便秘、下痢などの自律神経の変調なども出現します。

疲労のメカニズムとは?

筋を収縮させるエネルギーにはATP(アデノシン三リン酸)が必要です。
ATPには筋肉中には少量しか蓄えられないため、収縮を長く続けているとATPを再合成しなければなりません。
ATPの再合成にはCP(クレアチンリン酸)の分解が必要です。
しかしこの反応では収縮には数秒しか続かないので筋肉中のグリコーゲンを分解してATPを再合成しなければなりません。
100m競争などのように短時間の筋収縮の時は(パワー型)筋肉中のATP-CP系でまかなわれます。
ですから瞬発的な運動後の疲労はATPとCP欠乏のために起こってくるものであります。したがってこの競技者はこのATPとCPが筋肉中に多く貯えられる人でなければなりません。筋肉質でないと選手になれないのです。
ATP-CP系のエネルギーが不足するとグリコーゲンの動員が始まります。
その後乳酸が生成され、次第に貯積され筋収縮能力が低下します。
3~4分以上続く運動では、グリコーゲンは肝臓などの他のグリコーゲンが動員され、乳酸の生成は遅くなってきます。
マラソンの時はグリコーゲンだけでなく、脂肪の分解エネルギーが加わり長時間の運動が可能になります。

疲労を取り除くためには・・・・・
疲労した時に軽い運動をするとマッサージや入浴と同じように血行が促進され、疲労の回復が早まります。
これは積極的休息といわれています。
乳酸を取り除くのに積極的休息を行うと1/2になるのに10分位でできるのに消極的休息は25~30分は必要になります。
完全に除去するには50~60分、安静のままだと2~3時間必要になります。
中枢性疲労と末梢性疲労では回復にも違いが見られます。
末梢性には心地よい疲労感や爽快感がみられ、健康的な疲労で回復も早く、蓄積も比較的少ないのですが、中枢性疲労では末梢性疲労に比べ蓄積されやすく、回復に時間を要します。
社会環境の変化によって以前では見られなかった中枢性疲労が増えています。
規則的な生活、休息を設定することによってある程度防ぐことができます。
静かに体を休めるよりは、軽く体を動かす方が血行が促進され、疲労の回復が早くなり、仕事の後にアルコールを飲んだりするよりも、軽いジョギング程度の運動を10~20分行うことで効果が見られます。
疲労の回復には入浴も効果があります。
熱くも冷たくも感じない温度(不感温度と言われています。34~36°)が体に及ぼす影響が少なく、長時間の入浴がてき、鎮痛効果があります。
一般的には42~45°、15~20°の温度では交感神経刺激作用が出現し、疲労の回復には効果がありません。
36~39°の微温湯は副交感神経刺激作用があり、疲労の回復にはよいとされています。
疲労という現象はごくありふれたものであり、この疲労を防ぐためには次のことを心掛けましょう。
a.環境の整備
b.規則正しい生活
c.調和のある食事
d.適度なトレーニング
たかでもトレーニングは疲労の発生を防ぐばかりでなく、高い能力を維持するために不可欠です。
全身的なトレーニングを続けると少ない心拍数で同じ量の仕事が可能となり、呼吸心拍数が向上し、健康的になります。
「牛乳を配達する人は、牛乳を飲む人より健康である。」
といわれるように、習慣的にトレーニングをしている人は長寿になるといわれています。体力面に"ゆとり"を持つことは、精神的にも"はり"ができ、仕事にプラスとして作用し、健康的な生活ができます。リテールホスピタルを目指して
Retailを辞書で引いてみると「小売りの」と意味になります。
現在、リテールバンク=RetailBankという言葉が金融界、いや一般的に使われつつあります。
これは大企業ばかりを相手にしているのではなく、庶民、中小企業の身になって世話をする銀行という意味です。
私たちのモットーはこの「リテールホスピタル」を目指していこうという事です。
私たちは患者さんやクリニックを開業している先生にとって身近な病院になろうと思っております。
MRIも完備しており、開業されている先生にも自由に使っていただけるよう態勢を整えております。
地域医療に貢献できるようにと、様々な取り組みに意欲的な姿勢を持ち、患者さんのために、まず何が一番大事かとスタッフが患者さんに対する対応度などのアンケートも積極的に行いました。
在宅看護にも力を入れており医師、看護婦のチームが定期的に動けない患者さんのお宅に伺っております。(順番待ちになっており、多数の方に応じきれていないことをお詫び申し上げます。)
当院にご予約をしていただければ、看護婦が特浴にて入浴介護もしています。
患者さんからのご意見はもとより、ご家族全体の医療相談にも対応できるようにしたいと検討もしており、何より地域の皆様の少しでもお役に立てるようにと思っております。