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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第39号

骨は語る

アーロン・エルキンズ著書のスケルトン探偵、ギデオン・P・オリヴァーー博士はワシントン大学人類学教授という設定です。
「古い骨」でデビューしたオリバー博士は生物人類学と人類進化の分野でめざましい評価を受け、「更新世人類系発生学における構造機能的研究」という著書があり、白骨死体の法科学的分析で輝かしい成果を収めている新進気鋭の学者となっています。彼は骨を鑑定するのは得意ですが、生々しい死体は苦手です。
少なくとも何年もたっていて、骨しか残っていない状態から死因を推察します。
時には失敗もありますが、最後には必ず正しい答えを導き出します。
彼は勇敢でもなく、ハンサムでもありません。
彼の外観についての描写があります。それによると「ギデオン・オリヴァーは死体安置所いや、野原に浅く穿たれた墓穴というべきか、陰湿な雰囲気を身体の芯まで染みつかせやせこけた薄気味悪い老人ではなかった。以外にも肩幅の広い大柄な体格をして、鼻がつぶれ、屈託のない笑顔を見せるところなどが教授というより気のいいボクサーといった感じだった。」とあります。
「遺骨」でギデオンは、ほぼ長方形の浅い平らなくぼみを見つけます。
深さ3フィート位で旧式のバスタブのように縁が盛り上がった長方形の穴。
それは人類学用語で土壌圧縮地と呼ばれるものでした。
土壌圧縮地は、死体を埋めて地面を元どおり平らにした場合に、つまり何か埋まっているのがわからないように土を盛り上げなかった場合に起こる現象だと書いてあります。そしてそれは、99%、殺人を意味すると。
埋め戻された土はゆっくり固まる。
死体を埋めて数週間後、腹腔が膨張して破裂し、分解の後にその上の土が沈下した時に典型的に現れる2次的沈下を、司法人類学者が見逃すはずはありませんでした。
その埋められていた白骨の分析をギデオンはまかされます。
文中の一部をご紹介します。
それは目立たなかったが、まるで飛び出すようにギデオンの視線を捕らえた。喉仏のすぐ下の高さにある第六頸椎上だった。椎骨本体から翼のように飛び出た二つの小さな骨棘の一つ、右横突起の前面にごく小さなジグザグ状の亀裂が走っている。
このような位置に、このような損傷があるということは、頸部が極度に圧迫されたことを意味する。縊死の場合に見られるし、犯人がキングコングなみの体格なら、扼殺もあるうる。だが、その場合、頸部筋肉全体をねじるため、損傷の起こる椎骨は一個にとどまらず、四、五個の場合が一般的だ。おれた椎骨が一つだけ、しかも一つの椎骨に二か所も骨折がみられるということは、きわめて狭い範囲が圧迫されたのだ。
死体はおしゃべりだそうだ。何かの本で読んだのですが、さまざまな痕跡を犯人からもらい、それを披露してくれるそうです。
かれらは犯人追及のために、とてつもなく多弁になる。
さて、文中に戻ろう。
骨を見下ろして立つ彼は妙な感覚を覚えた。法医学者が扱う青黒く変色した無残な死体と人類学者が扱う控えめで静かな白骨とは、まったく雲泥の差だ。この男性の人生は恐ろしい終わり方をしたが、骨は錯乱や恐怖の痕跡を残さない。苦痛の痕跡さえも。ちっぽけな、とくに重要でもなさそうな骨一個に、きれいな小亀裂が二つだけ。頭骨はほかの頭骨と同じようにニッと歯をむきだし、ベッドで安らかに死んだ男のものと少しも変わらない。
飛び出た眼球や突き出た紫色の舌、悲惨に傷つき、腫れ上がった肉はここにはない。この骨一個から、首を締められての殺人とギデオンは推察します。
それも特殊な扼殺。文中に細かく書いてありましたが、ここでは割愛させていただきます。
長々とギデオン談義になってしまいました。近頃、気に入って読んでいる本です。
さて、頚椎は7つの骨からなり、もっとも典型的なものは第三~六頚椎です。
変わっているのは上面に頭蓋骨をのせる第一頚椎で、これは環椎(atlas)といわれています。atlas(アトラス)はギリシャ神話で宇宙を双肩で支えている巨人神のことです。
解剖学では上に乗せる頭蓋を宇宙にたとえ、第一頚椎がこれを支えていることから名付けられました。
地中海の西のはて、北アフリカのアトラス山脈はギリシャ神話のアトラスに由来するもので、大西洋をAtlanticというのは、アトラス山脈を境にしてその西方に大洋が始まるからでしょうか。
頚椎の中で最も下の第七頚椎は棘突起が長く、首を前に曲げたとき後方に突出してみえます。このすぐ上の隆起は第六頚椎の棘突起です。
先に紹介した「遺骨」の中に出てくる小さな骨(椎骨)はこの第六頚椎のことです。第六頚椎には種々の器官があります。
(1)甲状軟骨の下角、(2)半回神経が下喉頭神経として喉頭にはいる、(3)気管・食道の起始部、(4)頚動脈結節、(5)中頚交感神経節と鎖骨下神経ナワ、(6)下甲状腺動脈及び椎骨動脈が第六頚椎の横突孔に入る、など体表解剖学的にも臨床的にも重要な部位です。

ついに念願の二度目の勝利 おめでとう  

乾杯、今きみは人生の大事な大事な舞台にたち~ 
9月22日、秋晴れの空は高く、何かの予感を感じさせる朝を迎えた。
わがチーム「ボーンズ」は、いつものように意気揚々とグランドに集まった。
応援の期待と不安の中、試合は午後2時から始まった。
1番 センター 三宅(弟) 2番 ピッチャー 堀川
3番 ショート 広瀬 4番 キャッチャー 吉峰
5番 レフト 三宅 6番 森永
7番 ファースト 山田 8番 サード 稲毛(浜田の友人)
9番 野崎 10番 セカンド 西川
11番 ライト 稲垣  
一回の表、ピッチャー堀川、あざやかなストライクが決まり、三者凡退。
三塁側ベンチでは、応援の看護婦さん達が「あら、けっこう、うまい。」などと勝手なことを抜かしておりました。
一番・三宅(弟)なんなく出塁、続く堀川はセカンドへの内野安打、安打製造機といわれる広瀬はセンター前の会心のヒット(亮太君、パパがカッコ良くてよかったね。)念願の先制点を入れる。4番・吉峰は1、2塁間ヒットで塁がすべて埋まった。
5番・三宅はレフト前のヒット。一人が生還する。
なおも満塁が続き、6番・森永が右中間のツーベース・ヒットで二者生還。
7番・山田のピッチャーゴロの間に一人、生還し都合5点の先制点となる。
「うっそ~。勝てるかも。」とベンチは一瞬、浮かれましたが、前回も勝てる試合を逃しているので、全員、自重、無益な期待はするまいとささやきあっておりました。ニコニコ顔でベンチに戻ってくる選手たちの顔が心なしか輝いていましたっけ。

二回表、相手チームも気合が入り、奮起するが・・・・ 好投手・堀川の前では1点がやっとだった。
特に稲毛の3塁から1塁への送球がすばらしく、相手チームをアウトにした技量には驚き。やればできるじゃない!!!
その裏、我チームの下位打線は不発に終わった。
全員、球を良くみて打てば、必ず当たることを忘れるな。
休む間もなく守りにつく選手達に応援団からのエールが・・・

三回表、三者凡退。「うっそ~」と応援団がびっくり。
その裏、上位打線に回り、ヒットを連ね2年振りの山田のヒットにより3点をもぎとった。

4回表、相手チームの4番は手ごわく、1点をもぎ捕られる。
その裏、相手チームもピッチャーが変わり、点につながらず。

5回表、疲れの見えたピッチャー堀川、敵に塩を送る。2点。
その裏、デッドボールに倒れる三宅、痛さにめげずに健闘したが後続は続かず。

6回表、気をとりなおした堀川、ツーアウト満塁のピンチもピッチャーゴロにしとめ、点数を与えなかった。
その裏、当下位打線奮わず、三振の山、また山。

最終回表、勝ちをあせった堀川、1点を許したがその後のピンチもバックにも助けられ、後続を断つことができた。
"あとひとり""あとひとり"そのコ-ルも・・・・・・
ワンアウトがなんと長く感じられたことか。
だが、4年振りの快挙はあっけなく終わった。

誰もがあまり口を利かず、たんたんと家路についた。
勝利の喜びが実感としてわいてこない程、勝ちに見放されたチーム。
たぶん、家に帰ってからジワーッと、胸に込み上げてくるだろう。
勝利の高揚感が媚薬のように、いつまでもボーンズの皆の心に明るい灯をともすことを祈りつつ・・・
最後に、勝つための道は自分との戦いでもある事を忘れないように。
チームは長年"勝ち"を夢見てきた。夢を持つことは良いことだ。
でも大切なのはその"夢"に向かって何をしたかということだ。
バットを素振りした。キャッチボールをしたなど、練習をした人もいるだろう。
そして何よりは必ず試合に出ることだ。
欠かさず応援にきてくれる仲間に感謝をわすれないように。
諸君、次回も期待しているゾ~。夏休みも終わり、秋の気配が色濃くなってまいりました。

新しい病院もその骨格をあらわし、完成への期待がふくらみます。
何かとご不便をおかけしていると思いますが、もうしばらくのご辛抱をお願い申し上げます。

私たちのインターネットのホームページをご覧くださいましたか?
おかげさまでご覧になって下さった人の数も1000人を越えました。
これからも一生懸命、いろいろな記事を掲載するつもりですので、よろしくお願いいたします。
アドレスはhttp://www.yoshimine.com

当院にも女子バレーボールチーム(6人制)ができました。
10月19日に試合があります。次号をお楽しみに。