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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第27号

HOWTOサバイバル (キャンプの達人)

阪神大震災の時のことです。水道も電気もガスも止まっていた時に様々な企業や個人からキャンプ用品が救援物資としてたくさん届けらたそうです。でも使い方がわからない、使い慣れていないなどの簡単な理由で封も切られないまま山積みにされてしまいました。
寝袋を枕と勘違いした方もいたそうです。
こういう話を聞くと100回の防災訓練より一回のサバイバル・キャンプの方がより効果があるような気がします。
でもこんなキャンプ用品もなく、厳冬の寒さの中、瓦礫の間で水を沸かしたり、ご飯を炊いたり、家族でうどんを打ち、お年寄りに暖かいうどんを差し入れたり、近所に配った方もいました。
生活をするという事は、設備が完備したキッチンから始まるのではなく、知恵と応用からいくらでも生まれてくるものだと教えられた気がしました。
最近はアウトドアブームで屋外でのバーベキュー、キャンプ場などが大はやりです。オートキャンプ場もたくさん出来ました。ところが驚いた事にシャワールームやトイレが完備されていないとお客が来ないそうです。トイレが汚いのも嫌がられるために一日に何回もトイレの清掃をするそうです。
本来、キャンプとは野外で自然と触れ合う事を目的とし、都会では見ることもなくなった満天の星空や川のせせらぎ、草や木をそよぐ風に疲れた心身を癒したり、新しい体験にわくわくしたりするものだと思います。
ところがこの頃のキャンプ場はリゾートホテルのようです。アスファルトや芝生が敷かれ、ガス、水道が完備されています。
人々はカラオケを持ち込んで、夜遅くまでワイワイと騒いでいるそうです。
余談ですが川の音がうるさいと苦情を言ってきた人もいるそうです。
キャンプ用品に多額のお金を使い、都会の生活をそのまま持ち込んでいく。
彼らに自然は何を教えてくれるのでしょうか。
自然の中で何もない状態でどれだけの人が生き残っていけるのでしょうか。
サバイバルで生き残っていくすべは、火をおこすことから始まります。
原始時代に火を怖がらずに使いこなせたのは人間だけでした。ホモサピエンスという動物が他の動物より秀でたのは、火を使う知恵があったからです。
生きるためのいろいろな知恵があってこそ、生き抜いていく事につながると思います。今もアメリカではサマーキャンプというものがあり、小さな子供から高校生までが山歩きやカヌーでひと夏を過ごします。彼らは引率の先生から様々な生きる知恵を教えてもらいます。トイレは草むらの中、お風呂は川や湖で、ベッドは寝袋、バックパック一つを背中にしょって。こんな生活を経験する子供達が大人になって、今回の震災を経験したとしたら、彼らほど心強いリーダーはいないのではないかとも思います。私達も少しは経験することが出来ます。
それはどんな物でも食べられることから始まります。
キャンプで薪を集めることから始まる"ハンゴウ"ご飯は多少、固くてもこげててもおいしく食べられるのは何故でしょう。
それを考える事ができた人。あなたはりっぱなサバイバル・キャンパーになれる素質を持っています。

ではここでサバイバル料理の一例を。
牛乳パック・ホットドック(薪がなくても作れます。)
ポテトチップ・スープ(少々薄味です。)
ラーメン炊き込みご飯
腰なしそば風味
ホットケーキ風一口パン
など色々あります。一度ためしてみるのも一興かと思います。
詳しい料理法が知りたい方はご連絡下さい。
(味は保証付です。)

音楽療法ってなあーに? (高齢者のための)

音楽療法とは何でしょう。その機能的役割について説明します。
生理的機能    
・呼吸の促進  
・筋力エネルギーの増大  
・血圧の変化  
・身体の物質代謝の増進

心理的機能   
・喜び、満足、幸福感、美的感覚  
・気分のリラックス、安定、高揚  
・感情の揺さぶり  
・想像力、回想力の刺激  
・死を語るきっかけ

社会的機能   
・人間関係の促進   
・経験の共有   
・グループ活動への参加  
・コミュニケーションの手段
・自己表現の手段  
・発表の機会
などの効用があります。
これらの働きを心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上に向けて意図的、計画的に活用して行う治療技法のことをいいます。 

音楽の働きかけには
・記憶を刺激する。 
・感情を揺さぶる。
・体の働きを誘発。
・言葉を使わずに気持ちを表現する。
その人にしかない思い出を刺激しながら、穏やかな気分をもたらすような雰囲気を作り、多くの人々を結びつけるようにする事ができます。
そして音楽で心を解放することは、しらないうちに心のリハビリが行われていることと同じで新たな生活へのステップにつながります。
これからは当院でも音楽療法を実践したいと思っています。
期日がきまりましたら、コスモス新聞に発表しますので、ぜひご参加下さい。
立ち上がりやすい椅子とは
人体寸法は個人個人違います。
皆さんはご自分の立ち上がりやすい椅子の高さをご存じですか。
それには、まずご自分の下腿長の長さを知る必要があります。
下腿長とは椅子に座って膝の外側の横にあるグリグリとした丸い骨から床までの高さをいいます。
65才以上の男性の場合、平均36~37cm、65才以上の女性では34cm~となり、これが一番立ち上がりやすい高さの椅子になります。
ではごく普通の事務用の椅子はというと42~43cmあり、当然高齢者にとっては使いにくい椅子となります。
(下腿長の長さは人により違いますし、病気の症状によっても増減があります。詳しい事は説明しますので、聞きにきて下さい。)
普段から何げなく使っている家具が、その人に本当にあっているかというと、ほとんどが家具にあわせて生活しているのが実情です。
若いときは気にもせずに使っていた様々な家具が、いつのまにか使いにくく感じられるのは、人体にあっていないものを無理に使用していた結果です。
器に合わせた動きをするのではなく、自分にあった大きさで快適な生活をすることを心掛けたいものです。
立つ時は押して立つ
今、関節に痛みを感じる人が増えています。高齢になるにつれてその傾向は高く、時には歩行すらできなくなる場合もあります。
関節障害の場合、床の生活はまず難しくなります。
純日本風の"たたみ"や"ふとん"の生活は各関節を90°以上曲げる事になり、関節に負担がかかり痛みを増発するからです。
痛みがひどい場合は関節置換術という手術をすることがあります。これによって痛みは軽減しますが、関節を90°以上曲げてはいけないという禁忌事項がありますので、やはり椅子の生活が限度となります。 トイレなどで立ち上がるときに"手すり"が必要になります。
手すりはひじを30°位曲げて届く所に設置します。(体を引きながら立ち上がることが出来ます。)
本来、引いて立つことをリハビリではすすめたくないのです。 引いて立ったら"歩く"という次のステップに行きにくくなるからです。 杖や歩行器は体重を乗せて歩きますので、リハビリ効果につながる"押して立つ"練習をすることをすすめます。
では押して立つ(リハビリではPushUp)手すりの位置はどこがいいかというとひじを曲げた位置から2cmプラスした位置が立ちやすい所です。
でも高齢の方はこの押して立つ事が苦手である場合が多く、又、症状によって違いがありますので、ご相談下さい。