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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第266号

骨粗鬆症ゼミナール


牛乳が骨粗鬆症にさせるって本当!?
実は、骨粗鬆症の治療には牛乳が良いかどうか、意見が二分しているのです。牛乳が骨粗鬆症に悪い影響を与えるというのはどういうことなのでしょう?

骨粗しょう症と牛乳の関係性


骨粗鬆症予防に欠かせないミネラルであるカルシウムを多量に含む牛乳は、今や学校の給食には必須となっており、骨を丈夫する働きがあることや体に良いという概念が私たちの中にはインプットされてありますよね。
そして勿論、骨粗鬆症になった場合や予防に対し、医師も牛乳や乳製品の摂取を促します。
まさか牛乳が体に悪影響を与えているなんて考えもしませんよね。
牛乳の悪影響が囁かれている内容として、牛乳に含まれるカルシウムは他の食品に含まれているカルシウムよりも体内への吸収率が良いとされているのですが、この説はどうやら少し違うようなのです。
私たち人の体に流れる血液のカルシウム濃度は一定になるように調節されています。
しかし、牛乳を摂取すると血中カルシウム濃度は著しく高まります。
そこで体は高まったカルシウム濃度を正常に保とうとし、余分なカルシウムを腎臓から尿と一緒に体外へ排出する働きを見せます。
結果、骨のためにカルシウムを摂ろうと摂取した牛乳は、反対に体の外にカルシウムを排出し、体内のカルシウムを減少させてしまうというのです。
このため、牛乳を多量に摂取している海外の諸国では骨粗鬆症が多いとも言われています。
日本人の場合は牛乳を飲む習慣がなく、カルシウムとして摂取してきた小魚などには急激にカルシウムを高める効果がないため、骨粗鬆症が少なかったとされています。
また、牛乳の摂取は健康障害を引き起こすとも考えられています。

牛乳貧血という病気があるのをご存知ですか?

牛乳の中に鉄分が欠乏しているために小児が貧血を起こすことがあります。
牛乳を摂取することでカルシウムを摂り込みますが、骨や歯をつくるマグネシウムが欠乏することで鉄などミネラルの吸収が障害される場合があります。
貧血は、集中力の低下やめまい等の症状を引き起こします。
他にも、牛乳や乳製品に含まれるガラクトースは分解することが出来ず、眼球内の水晶体に蓄積されることで白内障を起こすという話もあるようです。
日本では一日のカルシウム摂取量が最低摂取量にも達していないため、牛乳の摂取とは反対にカルシウム不足が心配されています。
カルシウムが欠乏している状態では、骨内に蓄えたカルシウムが溶け出していくため、骨粗鬆症発症の原因となります。
世界保健機関(WHO)の発表によると、北欧諸国など牛乳によるカルシウム摂取量の多い海外諸国は、少ない国々と比較して骨折の確率が高いという事実があるそう。
この「アトピーやアレルギー反応を起こしてしまう」という意見の裏には、牛乳に含まれるホルモンの身体への影響が挙げられているようです。牛乳の種類を問わず、すべての牛乳には59種類のホルモンが含まれているそうで、これがアレルギー反応の引き金になっていると考えられています。また、他の動物の乳を大人になっても飲んでいるのは人間だけで、とても不自然なことだともいわれています。


知ってます?ちょっと気になる骨密度


骨密度が減少すると骨粗しょう症になるということは、皆さんご存知のことでしょう。
しかし、骨密度とはなんなのかを知っていますか?

骨密度って何だろう?

骨密度(BMD)とは骨塩量や骨塩定量、骨量とも呼ばれ、言葉の通り骨の密度を表しています。
骨に存在するミネラル(カルシウムなど)がどの程度あるかという単位面積あたりの骨量を示し、骨の強度を表しています。
骨はコラーゲンやミネラルなどの成分でつくられており、骨代謝により毎日新しい骨に生まれ変わっていますが、骨密度が減少すると骨が弱くなり折れやすくなります。
骨密度は体の成長と共に増加し、ある時期を境に徐々に減少していきます。
骨密度が頂点に達する時期には個人差があるようです。
頂点に達し低下し始める時期は男性で約25~30歳前後、女性で約20~25歳前後と言われています。
女性においては更年期とともに閉経を迎え、閉経以降は女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、骨密度は著しく下降します。
骨密数値はYAM(Young Aboult Mean:若年成人平均)と呼ばれる指標があり、この指標が骨密度100%の状態と考えたとき、どの程度の減少かを測定されています。
現在カルシウム不足が嘆かれている日本では、骨量が国内で基準(平均値)とされているYAMの80%以上であれば問題なく正常と言われ、70~80%なら骨の強度が衰えてきている状態、70%以下になると骨折しやすく骨粗鬆症になっている状態と言われています。

骨密度増加は可能?

骨密度が現減少したことにより骨粗鬆症が起きるのなら、骨密度を増やせば良いのでは?と考える人もいると思います。
ここで挙げられるのが骨密度を増やすことは可能か?という所です。
一般的に減少した骨量の増加を図ることは難しいとされています。
骨は骨代謝によって毎日新しい骨へと形成されているのですが、年齢と共に新しい骨をつくる骨形成という働きよりも骨を壊す骨吸収という働きの方が強くなり、骨密度が減少していくのです。
骨塩量を大幅に増やすのは困難なようですが、僅かな増加なら見込めないこともないようです。
脆くなっていく骨を強くする又は骨密度の減少を予防するために出来ることを始めましょう。
骨を強くするために
骨を強化し、骨量の減少を予防するには、やはり運動が大事になります。また、サプリメントなどの健康補助食品などでカルシウムの補強・予防をしている人もいるようです。
運動のポイントとしては、骨に圧や負荷を与えることが重要です。
高齢者の過剰なスポーツは好ましくないと考えられています。
他に、バランスの求められる運動なども、骨粗鬆症の転倒による骨折を予防することに役立ちます。
スポーツは骨を鍛えてくれるのですが、閉経を迎える前の女性が激しいスポーツなどで体を動かすと、卵巣で産生される女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が抑制され、骨密度が少し減少する傾向があるそうです。

吉峰病院映画楽会

初秋映画劇場

ビルマの竪琴
9月9日 (水曜日)
午後1時00分上映
3階 食堂

名もなく貧しく美しく
9月16日 (水曜日)
午後1時00分上映
3階 食堂