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コスモス新聞

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コスモス新聞第255号

インフルエンザの理解を深め、正しい知識や予防法を身につけましょう!

インフルエンザとは、"インフルエンザウイルス"によって引き起こされる感染症です。
2009年の冬までは、2つのA型インフルエンザ(香港A型とソ連A型)とB型インフルエンザのあわせて3つのインフルエンザが流行していました。これらをまとめて季節性インフルエンザといいます。2009年春からはそれらに加え新たに新型インフルエンザが流行し、世界中に広がりました。季節性インフルエンザは、主に冬場に流行していましたが、新型インフルエンザは夏場にも流行しています。
インフルエンザにかかると38℃以上の急な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が強くあらわれ、あわせて鼻水、咳、のどの痛みなどの症状もみられます。
高齢の方、基礎疾患※を持つ方、妊娠中の方、乳幼児がインフルエンザにかかると、気管支炎、肺炎などを併発し重症化しやすくなります。

インフルエンザの症状

1. 38度以上の急な発熱
2. インフルエンザの流行
3. 頭痛
4. 関節痛
5. 筋肉痛
6. のどの痛み
7. 鼻水・咳
チェック項目が多いほどインフルエンザの疑いが濃いといえます。
早めに病院を受診しましょう。お電話でもかまいません。

インフルエンザとかぜの違い

診断技術の進歩によって、かぜと思われる程度の症状でも、インフルエンザと診断されることが多くなっています。インフルエンザが流行しているときには、熱が低くても、全身症状があるようでしたらインフルエンザの可能性があります。
新型インフルエンザとは、今までと違ったインフルエンザウイルスによる感染症です。ほとんどの人がウイルスに免疫を持たないため、感染が拡大し世界的な大流行「パンデミック」を起こし、今までも、大きな健康被害と社会的影響をもたらしてきました。
なお、2009年春に発生した新型インフルエンザは、豚を起源とするところから「ブタ由来インフルエンザ」と呼ばれていましたが、現在では主に「新型インフルエンザ」という言葉が使われています。しかし、いつまで新型といわれるかは分かっていません。また、別の新たなウイルスが流行する可能性も否定できません。
症状は、通常の季節性インフルエンザとほぼ同じです。ただし、肺炎などの呼吸器障害を起こし重症化することが多いため、特に小児では注意が必要です。
インフルエンザは、過去に世界的な大流行を起こしました。インフルエンザの大流行には、スペインインフルエンザ(1918年)、アジアインフルエンザ(1957年)、香港インフルエンザ(1968年)、ソ連インフルエンザ(1977年)などがあり、スペインインフルエンザでは、日本で約38万人の死者が出たといわれています。こうした大流行は、新型のインフルエンザウイルスが出現し、新型ウイルスに対する免疫を持たない多くの人に感染が拡大することで、起こったと考えられています。過去の大流行の経験などから、特に注意が必要なグループを「ハイリスク群」と呼んでいます。
インフルエンザにかかると、肺炎などを併発し重症化する可能性の高いグループのことです。下記の方が当てはまります。

高齢の方(65歳以上)
基礎疾患を持つ方
・慢性呼吸器疾患(喘息、COPD、肺線維症、肺結核など)
・慢性心疾患(弁膜症、慢性心不全など)
・代謝性疾患(糖尿病、アジソン病など)
・腎機能障害(慢性腎不全、血液透析、腎移植後など)
・免疫機能不全(ステロイド内服など)
妊娠中の方
乳幼児

インフルエンザの予防

最大の予防法は、流行前にインフルエンザワクチンの接種を受けることです。ワクチンの接種で、インフルエンザに感染しにくくなりますし、かかったとしても軽い症状ですむことが証明されています。
現在、日本ではインフルエンザの流行はみられませんが、冬になる前に流行することも考えられますので、今までかかっていない人や、ワクチンの接種を受けていない人は、受けておいたほうがよいでしょう。

日常生活における予防法

・人ごみを避け、外出時にはマスクを着用しましょう。
・帰宅時には「手洗い」「うがい」をしましょう。
・栄養と休養を十分にとりましょう。
・室内では加湿と換気をよくしましょう。
・また、感染を広げないためにも、感染の可能性がある方は、咳やくしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手はただちに洗うようにしましょう。
・咳やくしゃみをしているときはマスクを着用しましょう。
 鼻水・痰などを含んだティッシュを、すぐに蓋つきのごみ箱にすてられる環境を整えましょう。

インフルエンザの治療

インフルエンザウイルスの増殖を抑えるお薬(抗インフルエンザウイルス薬)で治療します。
インフルエンザは肺炎などを併発し重症化することがあるので、早めに治療することが重要です。特に、ハイリスク群に当てはまる方は、ただちに医療機関を受診しましょう。なお、受診の際にはあらかじめ電話を入れておくとよいでしょう。また、無理して学校や職場などには行かず、症状が治まるまで安静を保ちましょう。
なお、インフルエンザでは、熱が下がった3日後でも40%以上の人にインフルエンザウイルスが残っていることが分かりました。インフルエンザの流行を拡大させないためにも、治療開始から最低5日間は、自宅療養が推奨されます。
抗インフルエンザウイルス薬とは
体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑えるお薬で、病気の期間を短縮したり症状を軽減したりする効果があります。
現在、日本で使用されている抗インフルエンザウイルス薬には、「点滴」や「飲み薬」、「吸入薬」があります。
家族がインフルエンザにかかった場合
インフルエンザの流行を拡大させないためにも、家庭内で感染を防ぐことは、非常に重要なことです。

ワクチンとは?

人間の身体には、ウイルスに感染するとそのウイルスを排除する働きをもった抗体を作り、次に同じウイルスが入ってきても感染症になりにくくする「免疫」という働きがあります。この働きを利用するのが、ワクチン接種です。
現在日本国内で使われているインフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」で、安全性が高いワクチンです。
ワクチンの基となるウイルス(ウイルス株)は、毎年WHO(世界保健機関)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家による会議にてその年の流行を予測・検討し、決定されています。

予防接種の対象となる人

インフルエンザの予防接種の主な目的は、高齢者や小児、基礎疾患を持っている人などの「ハイリスク者」が、入院や死亡などの重篤な状態になるのを防ぐことですが、多くの人に接種を実施して周囲の人に感染が広がることを抑えることも重要です。米国では「医療関係者」「ハイリスク者の家族や介護者」などハイリスク者の周囲の方々も、「ハイリスク者を感染から守る」という観点から積極的に接種するよう推奨されています。
一つの集団でおよそ8割の人がインフルエンザワクチンの接種を受けると、同じ集団の中にいるワクチン未接種の人もインフルエンザを発病する率が減ることが観察されています。乳児などインフルエンザワクチンの接種対象外の人、ならびにアレルギーなどのために接種が受けられない人以外は、すべてインフルエンザの予防接種の対象となります。自分自身をインフルエンザの危険から守るため、周囲の人への感染を防ぐために、できるだけ予防接種を受けましょう。

定期接種対象者

国の施策として予防接種法に基づいて定期予防接種という形でインフルエンザワクチンの接種対象となっている人もいます。

(1)65歳以上の高齢者

(2)60~64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する人、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人です。

当院では10月よりインフルエンザ予防接種を行っております。
接種料金2500円 税込み2700円となります。
ご不明なことがあれば何なりと外来看護師、受付にご相談ください。