香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

English

コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第220号

骨粗鬆症について4

219号の続きです。できたら一緒に読まれるといいのですが。

年齢を重ねると、どうしても骨粗鬆症になりやすくなります。
特に女性の場合、閉経後にはホルモンの分泌が悪くなり、そのことが原因で骨粗鬆症を招いたりします。骨に「す」が入ったようなかすかす状態が骨粗鬆症の状態です。
私たち人間は、年齢を重ねるにつれて老化していきます。
骨組織も、年齢と共に老化し、さらに高齢になるとカルシウムの代謝や内分泌が変化し、骨量が減少していきます。
骨密度が少なくなると、骨が軽石のようにスカスカな状態になり、骨折しやすくなったりします。
骨組織だけでなく、体中の様々な臓器も老化しますが、腎臓の働きが老化すると、活性型ビタミンDを合成する力が少なくなります。
活性型ビタミンDには小腸からカルシウムやリンの吸収を促す働きがあり、骨へのカルシウムやリンの沈着を促す働きもあるのですが、腎臓の働きが悪くなると骨のカルシウムやリンの沈着も出来にくくなってしまうのです。
また、骨を丈夫にするためには、紫外線が必要です。
近年は、紫外線がものすごく悪者のように扱われていますが、骨粗鬆症予防にはとても大切なものです。
高齢になり、外出が減ると、健康のために必要な紫外線さえ確保できなくなります。
ある程度の紫外線対策は必要ですが、太陽の下で散歩をしたりするなど、適度な紫外線を浴びることはとても大切なことです。
お顔など気になる部分には紫外線対策をして、なるべくお天気の良い日には外へ出てからだを動かしたいものです。

症状

骨粗鬆症は自覚症状が少ない病気です。そのなかで代表的な症状としては、骨折と、それに伴う痛みなどが中心になります。骨粗鬆症による骨折のほとんどは脊柱、大腿骨、あるいは、橈骨に起こります。
骨量の減少には下にあげるようなさまざまな因子が関係してきます。

加齢:歳をとるとともに、身体の中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。その他、胃酸分泌の低下や腸の吸収能の低下、腎臓での尿へのカルシウム排泄の増加なども原因となります。

女性、閉経:女性の最大骨量は男性より低く、また閉経後の数年間は急激に骨量が減少します。そのため、女性は男性より骨粗鬆症になる危険性が高く、より若い年齢から骨粗鬆症が見られます(男性では、女性ホルモンと同様、男性ホルモンが骨形成を進めています。しかし、男性ホルモンは女性ホルモンほど加齢によって変化しません)。

遺伝:家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合、骨粗鬆症になる可能性が高くなります。

カルシウム不足:カルシウム不足:カルシウムは少なくとも1日600mg、成長期の若い人、閉経を迎えた人などは1,000~1,500mgが必要です。高齢者では淡泊なものを好み、食事量も減ってくることから、カルシウムの摂取量が減りがちです。

ビタミンD不足:腸におけるカルシウムの吸収にはビタミンDの作用が必要なため、ビタミンDが不足するとカルシウムを吸収することができません。

日光浴不足:ビタミンDは、腸でのカルシウムの吸収に不可欠なビタミンです。そして、皮膚の中で日光の紫外線にあたって、はじめて、その役を果すことができるようになります(活性ビタミンD)。そのため、日光に当たらないとうまくカルシウムを吸収することができません。

運動不足:筋肉だけでなく、骨の強さを保つためにも運動は非常に大切です。運動といっても、スポーツとは限らず、日常生活の自然な動作や生活様式も、骨や筋肉の維持に影響します。

喫煙、飲酒、カフェイン:喫煙は胃腸の働きを悪くしてカルシウムの吸収を悪くし、過量のカフェインは尿へのカルシウムの排泄を増やします。また、過量のアルコールはカルシウムの吸収を減らして、排泄を増やします。

食塩、糖分:食塩や糖分を摂りすぎると、カルシウムの尿への排泄が増加し、身体の中のカルシウムが不足することになります。

ストレス:過度のストレスは、腸におけるカルシウムの吸収を妨げます。

薬剤:特にステロイドを長期で内服している方に、骨吸収の亢進と骨形成の低下を生じ、著明な骨量減少を来たすことが知られています。

腸でのカルシウムの吸収を良くしましょう
ビタミンDを摂る:ビタミンDは、カツオ、マグロ、アジ、レバー、バター、たまご、椎茸などに多く含まれています。
日光にあたる:食物に含まれるビタミンDは、正確には前駆体(プロビタミンD)です。実際に役立つビタミンDになるには、いったん皮下の脂肪組織に蓄えられて、日光の紫外線の作用を受ける必要があります。夏なら木陰で30分、冬なら顔や手に太陽を1時間当てるくらいで、1日に必要なビタミンDが十分作られます。

タバコを吸わない
タバコの持つ直接作用(ニコチンやカドミウム等による骨細胞破壊)と間接作用(小腸からの吸収抑制、ビタミンD不足、ホルモンへの影響など)によると言われています。

アルコールをとりすぎない
アルコールの飲みすぎはカルシウムの吸収を低下させます。

定期的に運動をしましょう
運動とは:骨に力(体重)がかかるような運動(陸上競技、重量挙げなど)が骨量をよく増加させます。しかし、長距離走や過度の運動や減量を必要とするもの、ストレスになるほどの運動は、かえって骨量を減少させることがあります。高齢者では、心臓、肺や、手足の関節に負担をかけない運動(歩行、ジョギング、自転車、体操など)が勧められます。なかでも、歩行は最も簡単で、速度によって強さを調節することもできる運動です。

注意点:高齢者や膝、股関節に変形が見られる方や、他の病気を治療中の方は、必ず主治医と相談のうえ行ってください。また、運動中に身体に異常があったら、すぐに中止し医師の診断・治療を受けてください。

第46回吉峰病院映画楽会

月日:11月17日
時間:午後1時より
場所:3階食堂にて
題名:見上げてごらん夜の星を

笑いあり涙ありの歌謡映画です。
昭和38年(1963年)の映画です。まだそのころは東京都内の駅前でも夜も暗い。そんな時代、下町に住む、決して豊かでない庶民たちの青春映画です。すごい美人も美男子も出てきません。当時の、素朴だが前向きな心持ちを感じられると思います。
坂本九が上を向いて歩こうを歌って今年で50年。1985年航空機事故にて他界されました。九ちゃんの不慮の死は、日本音楽界・歌手界にとって大きな損失と言われました。
九ちゃんを記念して、小惑星6980の名はKyusakamotoと命名されています。九ちゃんは非常に才能のあふれた人で、歌も芝居も、この映画では出てきませんが、パントマイム、ダンス、ロックはもちろん邦楽も実にうまく、非常にすばらしい芸を持った人でした。今はいないタイプの芸能人ですね。
今となっては、これら青春歌謡を、リアルタイムの映像で見ることは、なかなか叶わぬ夢ですが、当時はヒット曲と同時に、青春歌謡映画が華盛りでした。これらの映画の中では、当時の青春歌謡を歌う歌手の姿があります。そんな青春歌謡映画を、せっせと観にいっていた頃が懐かしく思いだされます。
坂本九、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦、三田明などなど。女優さんは吉永小百合、松原智恵子、和泉雅子、西尾三枝子、本間千代子。
青春歌謡映画の走りである『いつでも夢を』や『下町の太陽』も63年の映画です。