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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第218号

腰痛について

腰の構造
私たちの姿勢を維持しているものの中心となっているのが脊椎です。背骨と言った方が分かりやすいでしょう。この脊椎から数多くの骨格が広がり、体を構成しています。脊椎は24個の椎骨の結合体で、その間に『椎間板』と呼ばれる衝撃を吸収するためのクッションの役割をする組織があります。腰の構造も、この脊椎の一部になっています。

S字カーブの脊椎
脊椎は横から見ると、緩やかなS字のカーブを描いています。
脊椎は、上から、少し前方に緩く曲がった7個の頚椎、背中の反りを作り出す、後方に緩やかに曲がる12個の胸椎、背中の反りとバランスをとる、前方に緩やかに曲がる5個の腰椎、仙骨、尾骨で形成されています。
脊椎は小さな24個の椎骨の集合体ですが、骨同士がそのまま連結していたのでは、やがて削れてとんでもない痛みが出てしまうでしょう。歩いたときに足から受ける衝撃も、そのまま頭の先まで伝わってしまいます。そのため、1つ1つの椎骨の間には、椎間板があります。椎間板が脊椎にかかる負担を吸収して、分散する働きをしています。
二段構造になっている椎間板は、中心部分に髄核という柔らかい組織があり、髄核を包み込むようにして繊維輪軟骨という軟骨組織から成り立っています。

脊髄神経
椎骨が24個集まって構成される背骨の中心には、脊柱管という空間があります。中には体にとって重要な神経の脊髄中枢神経があります。脊髄中枢神経は、体のあらゆる部分に脳からの信号、生体電流を末梢神経に伝える役割をしています。体の隅々まで広がっている末梢神経は、脊髄中枢神経を始まりとして、体の各部分に信号を送っていると言うことです。
背骨は体の姿勢を保つ役割をしていると共に、末梢神経の始まりの部分として、生体電流の中継地点として、私たちが生きて行く中で、2つのとても重要な役割を担っていると言えるのです。

主婦の人も注意!
家庭で家事をこなす主婦の人も、蓄積型の腰痛になりやすいと言えます。料理や掃除で前傾姿勢を継続してとることが多く、デスクワークと同じ原理の負荷が腰周辺にかかってしまいます。家の中を動き回って掃除機をかけたり拭き掃除をしたり、洗濯をして干し、取り込んでたたみ、家族のために料理を作る。一見動き回っているので座りっぱなしより楽なのではないかと思いがちですが、動きながらも腰にかかる負荷は常に継続しているので、デスクワークで座りっぱなしでいるよりも肉体疲労は大きくなるでしょう。力仕事をしているわけではないからと油断をしていると、最終的には腰痛として症状が表れますので注意が必要です。

重い荷物
段差のある場所を重い荷物を持って上り下りしたり、重い荷物を持上げる時に、腰だけ曲げて膝を曲げずに持上げようとする人は、一瞬で腰痛持ちになる可能性大です。これでは腰痛になるために膝を曲げないとしか言いようがありません。重い荷物を持上げる時には、しっかりと膝を曲げてしゃがんでから持上げなければいけません。
また、重い荷物の受け渡しでも、段差のある場所で片足でバランスを取りながら受け渡ししたり、体をひねった状態で、腕を伸ばして受け渡しをするなど、腰痛を引き起こしやすい体勢と言えます。きちんと正面を向いて、腰に負担がかからない自然な姿勢で行いましょう。

ぎっくり腰
ぎっくり腰は『急性腰痛』とも呼ばれ、いきなりグキっという衝撃と共に、腰が強烈な激痛に襲われるものです。ぎっくり腰はどうしたら起きるということがありません。原因は様々で、ぎっくり腰になる人の数だけ原因があると考えた方がいいでしょう。腰椎が瞬間的にずれてしまい、腰の筋肉が負荷に耐え切れずに炎症を起こしてしまう腰痛です。

急性の腰痛
突然腰に激痛が走り、その場から動けなくなる......あぁ......やってしまった......こんなことが今までに2度ありました。ぎっくり腰と呼ばれるものは、検査をしても椎間板や骨格組織にも異常が認められませんし、神経痛も発症しません。

こうして、目立ったものがないにも関わらず、腰痛の症状がある場合には、ぎっくり腰や急性腰痛、椎間捻挫などの症状名がつけられることになります。

どうして痛くなる?
ぎっくり腰になった人の数だけ原因があると先に紹介しましたが、ぎっくり腰になる原因の多くは3つ挙げられます。ぎっくり腰になる原因として、根本的な原因になっているわけではなく、様々な要因が絡みあい、ぎっくり腰という結果になってしまいます。

筋肉疲労
まず1つ挙げられるのが、筋肉の慢性疲労です。ぎっくり腰は突然起こりますが、症状としていきなり表れるだけで、ゆっくりとその原因となるものは進行しているのです。中腰で荷物を持上げようとした瞬間に激痛が走ったり、よろめいてちょっと片足を勢いよくついてしまった瞬間などにぎっくり腰になりやすいですが、日常の中で同じ動作をしても平気だったのに、ある瞬間にぎっくり腰になってしまうのです。これは、少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が、あるとき負荷の許容量を超えてしまい、腰痛として発症してしまったと言えるでしょう。日常生活を送る中で、筋肉疲労は必ず起こります。それを回復するメカニズムを持ち合わせていますが、睡眠不足や栄養バランスが取れていなかったり、運動不足や座りっぱなしの仕事を続けるなどしていると、筋肉疲労が回復することなく徐々に蓄積されていき、やがて腰痛を招いてしまうことになるのです。

骨格の歪み
ぎっくり腰になる原因の1つに、骨格の歪みもあげることができます。私たちの日常を振り返ってみると、立ちっぱなしの仕事や座りっぱなしの仕事に就いていると、長時間、限られた姿勢でいることが多いでしょう。こうすることで、身体の柔軟性が失われていき、同じ骨格や筋肉だけを使うことになってしまいます。
使われている筋肉には負荷がかかり、使われていない筋肉は少しずつ緩んでいきます。こうしたことが筋力のアンバランスを生み出し、骨格の歪みを招いてしまいます。歪んだ骨格は左右のアンバランスを生み出し、その周囲の筋肉への負荷に変わります。身体のバランスをとろうとする代わりの筋肉にも徐々に筋肉疲労が蓄積され、やがて腰痛につながるのです。

いきなりの過負荷
若い人やスポーツ選手に多いぎっくり腰の原因の1つで、高いところから飛び降りた着地の瞬間や、勢いよく振り返った瞬間、横になっていて勢いよく起き上がったときなど、止まっている状態からいきなり動いたときや、動きの急激な切り替えの時に、腰にいきなりの過負荷がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまいます。

その他の原因
ぎっくり腰になる原因として考えられるものは、上記したものの他に、体重や筋肉のバランスや生活習慣、または生活環境、体質なども考えられます。ここで紹介したものはあくまでも代表的なものであって、必ずしもこれらがあてはまるという人がいないことも確かです。ぎっくり腰の発症に大きく関係していることは確かですが、ぎっくり腰の種類は人それぞれなのです。
次回続きます。乞うご期待!!!!

第43回吉峰病院映画楽会

月日:2011年9月29日
時間:午後1時より
場所:3食堂にて
題名:これが青春だ!

西日本放送の「青春とはなんだ」の映画版となるのが「これが青春だ!」です。「青春とはなんだ」は石原慎太郎の小説が原作で、日活にてそれも石原裕次郎主演で映画化されましたが、ストーリー的にその時代の雰囲気に合わず、裕次郎ものとしては不入りでした。
私の高校時代に公開され、それも私がラグビーに夢中になっていたときでしたので、ラグビー部全員で見に行った思い出があります。
何回となくテレビで再放送され、その度絶大の人気を得たのが「これが青春だ!」です。青春群像を余すことなく描いた不滅の名作の〈劇場映画版〉の登場です。ぜひ、ご覧ください。