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コスモス新聞

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コスモス新聞第207号

インフルエンザについて 新型インフルエンザに対する今後の取組

政府においては、新型インフルエンザの発生は、国家の危機管理上重大な課題であるとの認識の下、その対策に総力を挙げて取り組んできたところである。先般、8月10日、世界保健機関(WHO)は、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)における現在の世界的な流行状況を「ポストパンデミック」とする旨を声明し、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)は季節性インフルエンザと同様の動向となりつつあるとした。

国内の流行状況については、昨年8月中旬に本格的流行に入り、11月末に流行のピークを迎えた後、今年3月末には最初の流行(いわゆる「第一波」)が沈静化した。その後の再流行に備え状況を注視してきたが、現在までのところ、季節を外れての流行の兆しは見られない。

この流行により、現在までに、国内で2202人の方が亡くなられ、推計罹患者数は約2077万人となっている。
このため、政府としては、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)について、政府全体として緊急的かつ総合的に対処すべき事態は終息しつつあるものと判断し、通常の感染症対策として対応する体制に切り替えることとする。
ただし、今後インフルエンザの流行シーズンを迎える中、国内での再流行の可能性は続いていること、現に一部の国において流行が見られること、一般的にインフルエンザウイルスは変異しやすいこと、世界保健機関(WHO)においても、警戒の継続が極めて重要であるとして、ポストパンデミック期において、サーベイランスやワクチン接種、医療提供に努めるよう勧告していること等から、厚生労働省においては、国内外の情報収集、国民への情報提供・広報、ワクチン接種、医療提供など、対策に万全を期すこととする。

また、政府においては、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)対策の経験等を踏まえ、高病原性の鳥由来新型インフルエンザが発生した場合に備え、水際対策の体制整備、社会・経済機能維持のための条件整備、ワクチンの接種体制、医療提供体制の整備等について検討し、行動計画の見直しを行うなど、早期に新型インフルエンザ対策の再構築を図ることとすると厚生労働省より通達されています。

インフルエンザとかぜとは、原因となるウイルスの種類が異なり、通常のかぜはのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38~40度の高熱がでるのが特徴です。
さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。
また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。
インフルエンザは突如、強烈な流行が発生することが特徴です。「スペインかぜ」「香港かぜ」など世界的に大流行し多くの死者を出したインフルエンザもあります。
健康な人もインフルエンザにかかると本人が苦しい思いをするだけでなく、ウイルスをまき散らして周囲の人に感染する原因にもなります。

インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3つに大きく分けて分類され、毎年流行を繰り返すごとに変異株がでています。特にA型は多くの変異株があり、世界的な大流行を引き起こします。B型も流行がありますが、C型は軽症のことが多いのです。

インフルエンザA型ウイルスは渡り鳥などによって地球規模で運ばれており、どの型が流行かという予測は、地球規模の動向を解析して行われます。
日本ではインフルエンザは12~3月に流行します。これは、温度が低く乾燥した冬には、空気中に漂っているウイルスが長生きできるからです。また、乾燥した冷たい空気で私たちののどや鼻の粘膜が弱っています。年末年始の人の移動でウイルスが全国的に広がるのもひとつの原因だと言われており、これらの原因が重なって流行しやすい時期となっています。

通常の"かぜ"のウイルスの感染様式は(かぜウイルスのなかでも最も多いライノウイルスの場合)特に手から手による接触感染の頻度が高いといわれています。
それに対して、インフルエンザウイルスは患者のくしゃみや咳、痰などで吐き出される微粒子(飛沫)を介して感染する「飛沫感染」が中心です。くしゃみや咳に含まれるウイルスがそのまま、あるいは空気中に浮遊しているうちに他の人の呼吸器に吸い込まれる。

インフルエンザに感染すると、重症化や合併症を引き起こす可能性の高いグループのことで次頁の方が当てはまります。
・65歳以上の高齢者、
・妊娠28週以降の妊婦、
・慢性肺疾患(肺気腫、気管支喘息、肺線維症、肺結核など)、
・心疾患(僧帽弁膜症・鬱血性心不全など)、
・腎疾患(慢性賢不全・血液透析患者・腎移植患者など)、
・代謝異常(糖尿病・アジソン病など)、
・免疫不全状態の患者

ハイリスク群に当てはまる人は、日ごろから予防を心がけるだけでなく、重症化を防ぐためにも医師と相談のうえワクチンを接種することが望ましいと考えられます。(ハイリスク群に限り、予防として承認された抗インフルエンザ薬があります。)
また、ハイリスク群の方本人だけでなく、ご家族や周囲の方もワクチン接種を含む予防とインフルエンザにかかったら早めの処置をすることが大切です。
日本におけるインフルエンザの流行・拡大は、小学校で始まると考えられています。小学生は罹患率が高く、それが家庭で成人や高齢者に感染していきます。
高齢者は罹患率は低いのですが、逆に死亡率は高く、インフルエンザは高齢者にとって「老人の最期の生命のともしびを消す疾患」とも言われています。
インフルエンザにかかると合併症を引き起こす恐れがあります。
合併症の種類は様々で中には死に至る重大な合併症もあります。

日本では小児のインフルエンザ脳症が深刻な問題になっています。流行によって異なりますが、幼児を中心として、毎年約100~500人の発症、その10~30%が死亡、そしてほぼ同数の後遺症患者が出ていると推測されています。原因は不明ですが、インフルエンザウイルスの感染が発症の引き金となり、突然の高熱に始まって、1~2日以内に昏睡などのさまざまな程度の意識障害をおこし、短期間の内に全身状態が悪化し、死に至ることがあります。
インフルエンザの中、A型のウイルスはヒトだけでなく、鳥やブタ、馬、鯨など他の動物にも感染します。通常はヒトからヒトへというように同種の間で感染し、ヒトが他の動物のインフルエンザにかかることはほとんどありません。
しかし、インフルエンザウイルスの遺伝子情報が子のウイルスにコピーされる時に、遺伝子情報が変更され性質が変わる(変異する)ことがあります。変異によって、これまでヒトに感染しなかったインフルエンザウイルスがヒトへ感染するようになり、さらに、ヒトからヒトへ感染するウイルスが現れる場合があります。このようにして、ヒトからヒトへ感染する新しいインフルエンザが出現した場合を、「新型インフルエンザ」といいます。
鳥インフルエンザは、自然界で鳥が感染するインフルエンザです。通常はヒトに感染することはありませんが、近年、東南アジアを中心にヒトが感染する例が報告されています。最初は1997年に香港で18名がA型のH5N1に感染した鶏より感染し、内6名が死亡しています。このA型H5N1の運び屋として水鳥や渡り鳥(カモなど)が確認されています。特にこのウイルスは鶏が大量死することが、注目されています。ヒトからヒトへの感染はまだ確認されていないので、新型インフルエンザとはいえませんが、鳥インフルエンザが新型インフルエンザになる可能性はあります。鳥インフルエンザが新型インフルエンザになるには、次のようなしくみが考えられます。

予防法は、帰宅後うがいや手洗いをする、マスクをつける、人混みを避けるなど、通常のインフルエンザと同じです。しかし、この場合ヒトは全く抗体を持っていませんのでワクチンを接種する必要があります。現在のワクチンは新型インフルエンザには効きませんが、新型インフルエンザに効くワクチンを早期に実用化するために、世界中で研究が行われています。新型インフルエンザの治療には、抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)が有効であると考えられています。このため、国や一部の自治体では、新型ウイルスの出現に備えて、抗インフルエンザ薬の備蓄を行っています。

詳しいことは外来看護師にお聞きください。

第40回吉峰病院映画楽会

月日:10月21日
時間:午後1時より
場所:3階食堂にて
題目:釣りバカ日誌

釣りをこよなく愛する主人公は建設会社の高松支店に勤務の釣りバカ社員。釣り三昧の日々を過ごす。ところが本社人事部のコンピュータの入力ミスで本社に配属されてしまう。・・・
平成元年のお正月映画として公開された記念すべき第1作です。