香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

English

コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第17号

目の位置をどこに!!

11月19日、富山県の立山にてワープス(障害者の会)の忘年会に参加し、彼らと友好を暖める事が出来ました。
一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりしましたが、入院していた時の彼らとは別人のようでした。
現在の状況の事やこれからの夢など、いろいろな話ができました。
僕は今、こうしている。僕は国体で金メダルを2個取ったよ。僕は大学に通い始めたよ。僕はツインバスケットを始めたよ。今度ロードレースに出るよ。リレハンメルのパラリンピックで銅メダルを取ったよ。私は一生懸命花を咲かせています。など様々な話題がありました。
その他に旅行に行った時、障害者用トイレに鍵が掛かっていて使用不能で困ったとか、スロープはあるけど急斜面のために登るのに苦労したとか、引くドアでなく押すドアだったために、車椅子でトイレに入ったらドアに車椅子があたって閉める事が出来なかったなど、彼らにとっては笑い話ですまない話を淡々と語ってくれました。
日常生活の中で安穏と暮らすのではなく、絶えず『こんな生き方をしていていいのだろうか』『これからはこうしなければならないのではないだろうか』と自問自答しながら、自分自身を成長させる努力をしている彼らに、頭が下がる思いでした。彼らが僕を先生と呼ぶように、僕にとっても彼らが師であることを痛感させられました。目の位置を彼らと同じ位置におけば、新しい世界が広がり、いままで何を見て生きて来たのだろうかと考えさせられます。様々な人の、様々な視点で物事を見れるようになりたいものです。
社会にしても『日本ってよい国です。』『福祉に力を入れています。』と当たり前のように言い、当たり前のように生活していると、自分の生きている社会は実は本当によい福祉社会を作っていないのではないだろうかと、考えてしまいます。社会の外に立って、『これが本当に人間らしい生活の出来る社会なのか。本当に障害者の使いやすい福祉なのか』ともう一度、じっくり考え直してみる必要があると思います。『形が整えばよい』というような社会の風潮を『自然の中で生かされる人間中心』のものさしに取り替えてみないと、その歪みが見えてこないような気がします。身についた古い物を脱ぎすて、もう一度自分を見つめ直し、新しいものさしを手に入れる方法を学ばなければなりません。

小説の世界のように外から眺められればよいのですが・・・・・・
数年前より、手足に障害を持つ人や車椅子での生活を余儀なくされた人との交流を持っています。同じ人間であるのに手足が不自由なため、歩行ができない為ということだけで働く職場もなく、これからの生活に難渋している人々がいます。福祉の光が最もあたらない人々です。
そばからみると私が障害者のために何かをしてあげているようにみえるかもしれませんが、現実は全くその逆で、この交流によって、何とかその目の位置を保ち、心にゆとりがもてることができる学びの場なのです。
私にとって生涯の友人であるとともに、私を叱咤激励してくれる恩師でもあるのです。忘年会でリレハンメルで行われた冬季パラリンピックのスキーで銅メダルを取った「世界の高村俊彦」氏にも再会できました。1998年3月5日~14日に長野で開かれる冬季パラリンピックでの金メダルをめざしてこれからトレーニングにはいるそうです。来年の6月頃には、高松に来てくれる予定です。チェアスキー、パラリンピックについて、いろいろ話をしてくれることになりました。ぜひ、ご参加下さい。日時が決まり次第、コスモス新聞、ポスターにて掲示致します。

"見かけ肥満""隠れ肥満"

肥満とは本来、体の脂肪が過剰に蓄積した状態と定義されています。
しかし体の組成の評価が必ずしも容易ではないため、これまでは主に標準体重をもとにした肥満度によってなされてきました。
最近、この肥満度による判定法に限界が明らかになってきました。同じ肥満度でも脂肪が多いか少ないかによって合併症の頻度に差があることが、最近、学会でも発表されてきました。
すなわち男性型肥満に合併症が起こりやすいことがわかってきたのです。
中高年、特に男性に多い肥満はコレステロール、中性脂肪、尿酸値、血圧といったものとよく相関します。幸いなことに食事、運動などの治療によく反応します。したがって充分な治療プログラムのもとに治療を開始すれば、比較的短期間で治療効果が得られます。
ところで肥満度による判定法が必ずしも本当の肥満度を反映しないことがあります。
スポーツマンなどは筋肉の量が多く、体重が多くても実際には肥満ではない「見かけ肥満」がみられ、また正常体重でも脂肪の多い「隠れ肥満」が存在します。「隠れ肥満」とは筋肉などが比較的少なく、結果的には正常体重でも脂肪との比率が多く、主に中高年者(女性では比較的若年者にも)にみられます。

肥満は摂取エネルギーと消費エネルギーのアンバランスから発症しますが、「隠れ肥満」の人の食事摂取量はそれほど多くなく、むしろ運動不足が特徴的です。高齢、運動不足、食事摂取量もそれほど多くなく、骨量を低下させる因子もそろっています。
動脈硬化性疾患ばかりではなく、骨粗鬆症にもなりやすい状態にあります。
治療としては、もともと食事摂取量は多くないため減食療法は効果はなく、逆に症状を悪化させてしまいます。むしろ主に運動療法が適応となり、若い時からの予防を含めた活動的な生活習慣が大切です。運動療法を開始すると、脂肪が減少しますが、同時に筋肉量が増えるために体重減少は必ずしもおこりません。
また逆にカロリー制限による減量ではエネルギー代謝の重要な部位である骨格筋が減量し、基礎代謝も低下し、体重も減少しますが、わずかな過食で再び体重増加になりかねません。(カロリー制限だけで肥満の治療をした人達の中には1~2年でリバウンド現象を起こし、かえって前より高度な肥満になってしまった人も報告されています。)
運動療法は今後も大切になってくるものと思います。ご不明な点は医師、看護婦、運動療法士にお聞き下さい。

使用済テレフォンカード基金について

使用済テレフォンカード基金とは
使用済テレフォンカードをはじめ、各種のカードを募集しています。集まったカードは換金され、カンボジアの復興に役立てられます。
テレフォンカード以外でもいいの?
残念ながら今のところテレフォンカード、オレンジカード、メトロカード、ハイウェイカードに限っています。
それ以外のカードは換金できませんのでご遠慮下さい。
カードはどうなるの?
カードはヨーロッパ、アジア、アメリカ、日本などの収集家向けに売られています。偽造テレカなどに悪用される事はありませんのでご安心下さい。
換金されたお金はどうなるの?
カンボジアのカンダール州における農村プロジェクトの経費などに使われます。
井戸を掘ったり、補修したりするセメントを買う事が出来ます。
使用済みのテレフォンカードをポイッとゴミ箱に捨てないで、当院の受付にお渡しいただければ幸いです。
ThinkGlobally,ActLocally!
(地球規模で考え、地域で行動する事)してみませんか?

"骨"の話

私たちの体には2200コ位の骨があり、それぞれ名前がついていて、重要な役割をしています。日常会話でも「彼はホネのある男だ」とか、逆に「彼はホネ抜きになった」とか、人の精神的なものも具体的にあらわしています。
また、「覚え方のコツ」「料理のコツ」など漢字で書けば骨となり、物事の大切な急所の意味にも使われます。
死んでからも最後まで残るのが骨であることは、皆さんもよくご存じの事と思います。このように骨は人間の精神面にも大切ですし、また機能面でも非常に大切なものです。指の骨一本が折れても、ピアニストは演奏が出来なくなりますし、足の骨一本折れても寝たきりになってしまう事さえあります。
骨という漢字は脊椎の上に頭蓋骨がのって、その下に肉体を表すニクヅキがくっつき骨という字ができたと聞きます。
英語の骨BoneももとはBanという字から生まれました。Banは古代英語でスネを表しています。では頭の骨から話をしましょう。
頭蓋骨は前頭骨、左右の頭頂骨、左右の側頭骨、後頭骨の4種からできています。大人になりますと隙間なく結合して水ももれないようになります。
英語のSkull(頭蓋骨)はShell(貝)からきているそうです。
またその下には蝶形骨、鼻骨、筋骨、鋤骨、頬骨、からできていて、顔を形成しています。余談ですが"こめかみ"は古代日本人は堅い米を常食していたため、長い間噛まないと食べる事ができない為、その米を噛む時に動くところに"こめかみ"という名がつきました。
脊椎について
俗には背骨といわれていますが、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)、尾椎(尾骨)にわかれていて、だいたい32~34コ位になります。人によって尾骨の数が違うので、いつも一定にはなりません。(少ないから、多いからといって病気になることはありません。)脊椎動物の中で、人間にしかみられないのは、脊椎が前後で弯曲していること、下に行くほど大きくなっていることです。このことは非常に大事なことです。人間が胸郭(肺、心臓など)をかかえて直立するようになったためといわれています。この弯曲が自動車のコイルバネの作用をして、ジョギングなどをしても脳に衝撃が加わらないようになっています。
このような弯曲が強くなったり、少なくなったりしている人がいます。
そういう人は肩こり、腰痛などが起こりやすいので注意しましょう。