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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第169号

肥満、これは一種の病気なんです!!

皆さんは「肥満」というと、何を思い浮かべますか?
きっと、「体重が増えた」「体が重たい」「ズボンがきつくなった」「顔がまるくなった」「下っ腹がでてきた」「食べすぎ」
「脂肪」など・・・・・きっと、こんな感じの事をお考えではないでしょうか。

肥満とは単に体重が多いことではありません。
厳密には、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。肥満は、成人病、今では生活習慣病と言われている高血圧、糖尿病、脳卒中、高脂血症のもとになっているのです。
また、体にさまざまな、負担がかかり合併症のもとにもなります。

どのような場合、肥満といわれるのですか?
一般的にはBMI(体重kg÷身長m÷身長m)=22が最も健康であることがわかりました。そこで、身長m×身長m×22 → 標準体重となります。つまり、165cmの人は、1.65×1.65×22=59.9kgが標準体重です。この標準体重を20%以上になる場合を肥満と呼びます。

では、どんなことが原因で肥満になるのでしょう?
肥満は遺伝する傾向もありますが、個人の環境が大きいと考えられています。一般的には、食べる事によって摂取するエネルギーが活動によって消費するエネルギーを上回ることにより、脂肪が体内に蓄積されて起こります。

自分の毎日の生活習慣を考えてみましょう。
次のことが思い浮かびますか。
1.不規則な生活をしている。(1日2食など)
2.夜型人間である。
3.脂肪分の多い脂っこい食事が好きである。
4.菓子類、果物、糖分、アルコールを多く取っている。
5.運動不足である。
6.ストレスがたまっている。
7.無理なダイエットを繰り返している。
8.睡眠不足である。
9.生理不順である。
10.食べるのが早い。
11.外食が多い。

このような生活習慣からじわじわと肥満になり、本人が気付かないうちに深刻な生活習慣病を招いてしまうのです。生活習慣に気をつける事でも肥満を予防することができます。
肥満には大きく分けて、お腹の周りの筋肉と内蔵の間に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満症」と皮膚のすぐ下に脂肪がつく「皮下脂肪型」とがあります。BMI値は肥満の"量"を見る目安で「内臓脂肪型肥満」のように脂肪がどこについているか、分からないものはCT、MRIなどでないとわからないこともあります。

生活習慣病とよばれている「高血圧・糖尿病・脳卒中、高脂血症」、これらの病気は個々の原因で発症するというよりも、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因で発症すると考えられています。

肥満の人は、体のあちらこちらに脂肪がついてきてしまいます。のどにも脂肪がつき、昼間、起きている時はなんでもなくても、夜眠っているときに筋肉がゆるんで空気の通りが悪くなり、「無呼吸症候群」といって、息をしない時間が何度もおきてしまうことがあります。また、自分の骨の太さは変わらないのに、肥満により体重が増え、骨や関節に負担をかけてしまい股関節、膝関節、足関節に障害が起こったり、腰にも慢性的な疼痛をかかえる事になるのです。
これらの事を色々と考えてみると、「たかが肥満」ではと、済ませてはいきないのです。
特に肥満になりやすいのは、働きざかりの30歳~40歳の年代の方です。
肥満が生活習慣病と深く関わってきているか、もう一度考えて自分の生活習慣や食生活を見直して健康で快適な生活を送ることを心かげていきましょう。定期的に、病院で検査を受けたりして自分の体重管理や脂肪がどこについているかを知っておくのも肥満を予防できる一つの方法です。

肥満が気になる方に、お知らせです。
「体質だから」、「遺伝だから」、「もうあきらめたから」、ということはありませんか。肥満の中で、何が悪いのか、もっと細かく考えてみてはいかがでしょうか。
コレステロール、中性脂肪、体脂肪、高脂血症、高血糖、いろいろあります。肥満の中で、どの数値が正常値から外れているのか理解し、その上で数値を正常値にしていくことが重要です。

肥満の食事療法とは

肥満の食事療法の基本は「①過食を避け、②偏食せず、③毎日規則正しく食べる」ということで、何も特別なものではありません。ですから、この食事療法は常識食といえるものです。ですから患者さんだけでなくご家族全員で行っていただくといいと思います。

①過食を避けでは
食べ過ぎは直接血糖を上昇させ、また体重を増加させる原因になります。一方、食べるエネルギー量が少なすぎると、異常に体重が減少したり、また子供さんでは成長が不十分になってしまいます。このようなことを防ぐため、一人一人の年齢、体格、運動量などにみあった適切な量のエネルギー(カロリー)を食べ物として取るようにしましょう。
1日に必要なエネルギー(カロリー)量は?
成人の場合 1日のエネルギー量 = 標準体重 x 運動量となります。
運動量の目安(体重1キログラム当たり)は
軽労働 25~30キロカロリー
中労働 30~35キロカロリー
重労働 35キロカロリー以上
となっていますのでご参照ください。

②偏食せずでは
バランス良く栄養分を取ることも必要です。糖質(炭水化物)、蛋白質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどをかたよらないように取ることで健康が増進します。食べ物の中で絶対とってはいけないもの、また逆に特にたくさん取るとよいものはほとんどありません。なるべく多くの食品をバランス良く取るように心がけましょう。
糖尿病・肥満症の人は高血圧になりやすいので食塩は控え目にしましょう。
また、高脂血症にもなりやすいのでコレステロールや飽和脂肪酸も取りすぎないようにしましょう。また、食後の血糖上昇を防ぎ、コレステロールの増加を防ぎまた便通を良くする働きのある食物繊維を十分取るようにしましょう。
食事を規則正しく取りましょう。

③毎日規則正しく食べるでは
ながら食い、まとめ食いは食べ過ぎのもとになります。また、インスリン注射をしている方、血糖降下薬を内服している方は、特に食事の時間と量を規則正しく取り、食事とこれらの薬の働きがうまくあうようにしましょう。
食品についての専門知識がなくても肥満症の食事療法を行いやすくするために、食品交換表というものが作られています。

まとめ食いをするとその直後に血糖が上がりやすくなるので、食事は朝、昼、夕食の3回になるべく均等になるように取る方がよいでしょう。また、牛乳やくだものなどは午前または午後の間食として取るようにすると良いでしょう。
これらを実行するには強い意志が必要でしょうね。
肥満はカロリーが余分になって、脂肪が異常に蓄積したものですから、減らすのもがんばれば可能なのです、
でも、最後に、地球上では、いまだに飢餓が深刻な問題となっている所ある事も忘れずにいてくださいね。
やればできる このことをお忘れなく!!

香りについて

お香の始まりは、紀元前のエジプトだと言われています。やはり、宗教上の儀礼のために焚かれていたそうです。その後インドへ伝わり、インドでは酷暑の為、臭気に対する配慮が強く様々な『お香』が作られ発展していきます。古代の人々は『お香』に防腐、殺菌の効果があることを知っていたのです。そして年月は過ぎ、『お香』は仏教と共に、中国から日本へと伝わりました。日本では推古3年(595年)日本書紀に最初の『お香』の記述が見られ、仏教の伝来と共に伝わったことが伺えます。
そして、現代では『お香』は、世界の香り文化のトレンドの中にあります。伝統の継承と最新の技術から、次々と創造される現代の『お香』は、ヒーリング、リラクゼーション、癒しに応える香りとして認識されています。香りの効果も科学的に深く研究されています。今では、ライフスタイルを形式する自己表現のひとつとして使用したり、精神の安定やストレス解消などの自己コントロールに使用したりと、香りは現代の上質な暮らしに欠かせないものとして広まっています。
お香には、香りを楽しむだけでなく様々な種類があり、用途別で、形状、使用法が違います。形でいうと、棒型(一般的で仏事で使用)、スティック型、コーン型。粉末状で、入浴剤のようにお風呂に入れて香りを楽しむものもあり、見た目で選ぶ楽しさもあります。

最後に、今、日本の『お香』がちょっとしたブームになっているようです。アメリカで、ヨガの体操に日本のお香を使用したり、観光地などで、日本のお香をお土産として店頭に置いてあったりといったことが、LAなどでみられるそうです。それだけ、現代人はストレスを抱えており、癒しを求めているのだと思います。ぜひ、皆さんも『お香』で癒しの空間を作ってみてはいかがでしょうか。

第23回映画楽会

今回の映画楽会は9月20日午後1時から「ありがとう」を上映します。

阪神・淡路大震災をテーマにした実話です。被災地にいた私は、この映画を見るのに少し抵抗感がありました。前半の再現シーンで、場内のそこかしこから聞こえてきた鼻をすする音。それだけで胸が締めつけられました(ちなみにすぐ横に座っていた熟年夫婦の奥さんは泣きっぱなしでした)。
「幸せは富や名誉やない。人と人とのふれあいや。」 という意味のセリフが印象的です。大惨事といえど、渦中にいなければ所詮は対岸の火事。人間の記憶が風化しつつある昨今、この映画は私たちに何かを教えてくれます。
邦画って本当に感動し心の残る作品がたくさんありますので、これからもみなさんと一緒に見ましょう。
その時はハンカチをお忘れなく!!