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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第148号

インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によっておこる病気です。主な症状としては、高熱(38~40度)や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と、のどの痛み、咳や痰などの呼吸器の症状などがみられます。インフルエンザは通常のかぜと比べ、症状が重く、全身症状も強く現れます。そのため、高齢者がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりすることもあります。また、潜伏期間が短く感染力が強いことも特徴で、毎年、流行期の12月下旬から3月上旬にかけては多くの方がインフルエンザにかかっています。
インフルエンザウイルスに感染後、1~3日間の潜伏期間を経て、突然38~40度の高熱が出て発病します。それと同時に、悪寒、頭痛、背部や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が現れます。これに続いて、鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどの症状も現れます。発熱は通常3~7日間続きます。健康な成人であれば2~3日ほどで治癒に向かいますが、インフルエンザウイルスは熱が下がっても体内には残っているため、他人にうつす恐れがあります。流行を最小限に抑えるためにも、一週間は安静にしておくことが大切です。
インフルエンザの合併症としては、高齢者や呼吸器系や心臓に持病を抱えている人が併発しやすい肺炎、アスピリンとの関連が指摘されているライ症候群などがあります。また、乳幼児がごくまれに併発する脳炎や脳症もあげられます。これらの合併症を併発しないための対応策としては、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けることです。そうすれば、インフルエンザにかかったとしても症状が軽くすみます。
どんな種類?特徴は?
インフルエンザウイルスは大きく分けて、A型・B型・C型の3種類があります。このうち人間の世界で流行を起こし問題となるのは、A型とB型です。A型ウイルスは構造の違いによりさらに何種類かに分類されます。現在は、ソ連型ウイルスと香港型ウイルス、及びB型ウイルスの3種類が流行しています。
検査と診断は?
インフルエンザが流行する冬季には、インフルエンザ以外の感染症も流行します。そのため、正確な診断を下すためにはインフルエンザウイルスに感染しているかどうかの検査を行ないます。最も確実な診断方法は、患者さんの咽頭をぬぐった液を採取し、ウイルス分離を行なうことです。もう一つは、血液検査でインフルエンザウイルスの抗体価が上昇しているかどうかを確認する方法があります。ただし、これらの検査は結果が出るまでに時間(数日)がかかるため、現在ではすぐに(10分程度)結果が出る迅速診断キットを使用することが多くなっています。
予防は?
インフルエンザは冬場に流行します。それは、インフルエンザが空気感染すること、冬場は空気が乾燥すること、また寒くて乾燥した空気は気道粘膜の抵抗力を弱めることなど全ての面でインフルエンザウイルスにとって好条件が整っているからです。インフルエンザの予防は、流行前に予防接種を受けることですが、その他に日常生活で気をつけることがありますので実行してみてください。
予防接種について
インフルエンザの予防接種を受けたら絶対にインフルエンザにかからないというわけではありません。成人の場合、インフルエンザの発病阻止率は70%~90%ぐらい、小児の場合はさらに低くなります。このデータをみると、"なんだ、こんなものか。それじゃ予防接種してもしょうがないな。"と感じる方もいるかもわかりませんが、予防接種とは、病気にかかりにくくしたり、かかっても重くならないようにすることが目的だとご理解ください。接種時期は流行期をむかえる前の11月頃がベストです。接種回数は原則としては、1~4週間の間隔をおいて2回接種する方法ですが、1回の予防接種でも十分な免疫力が得られる方もいますので医師、看護師にお聞きください。
日常生活でも注意が必要です。
流行期には人ごみを避ける。といっても、冬場外出せずにずっと家の中にいることはできませんよね。外出時はなるべくマスクをつけるようにしましょう。マスクを着用することによって、他人からの感染を防ぎ、また他人に感染させることも防ぐ効果があります。うがい、手洗いはしている方も結構いらっしゃるとおもいますが、実は顔などにもインフルエンザウイルスは付着している場合があります。万全を期すためにも洗える部位は洗うよう心がけてください。インフルエンザウイルスは乾燥した状態で活発に活動します。インフルエンザウイルスの活動を抑えるためにも加湿器などを使って部屋の湿度を保ちましょう。その際、定期的に室内の換気も必ず行なってください。あまり厚着をしないように心がける事も大切です。 
治療法
できるだけ安静にし、十分な睡眠と栄養を取り体力をつけることが必要です。また、インフルエンザウイルスの空気中での活動を抑えるために、室内の湿度を60~70%に保つように心がけてください。また、水分を十分に補ってあげることで脱水症状を予防しましょう。
対症療法
発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、鼻水、くしゃみ、咳、痰に薬が用いられますが、これらの症状は身体からインフルエンザウイルスを追い出し治そうとする、身体の反応ですので、薬で無理に抑えてしまうとかえって治りが遅くなってしまうこともあります。自己判断で薬は服用せず、医師の診察をうけましょう。また、小児の場合は解熱剤を使用するとまれに、ライ症候群という合併症をおこすこともありますので、必ず小児科医の指示のもとに服用するようにしてください。
化学療法
抗ウイルス薬は体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬で、病気の期間と症状の重さを軽減する効果が優れています。インフルエンザウイルスの増殖を阻害するA、B型に共通な抗インフルエンザウイルス薬があり、吸入薬と経口薬が使用できます。ただし、治療効果をあげるためには症状が出てからなるべく早く服用する事が大切です。インフルエンザウイルスは体の中で急激に増殖する特徴があり、早期であればあるほど、体の中にかかえるウイルスの量が少ないので治療効果があがります。しかし、実際には「たいしたことはない」「今日は忙しい」などといって病院に行くのが遅くなりがちです。早めに病院に行って医師に相談するようにしましょう。特にハイリスク群に当てはまる人は、ただちにかかりつけの医師かに診てもらいましょう。なお、インフルエンザウイルスに抗生物質は無効です。合併症の肺炎を引き起こしている方や、高齢者で肺炎を引き起こす可能性の高い方に予防的に使用する以外には、インフルエンザの治療では抗生物質は使用しません。インフルエンザと通常のかぜとは違います。インフルエンザも通常のかぜと同じだと思っている人はいませんか。

ノンちゃん雲に乗る

幼稚園の頃の記憶というのは曖昧ですねえ。今日、見直すまで「ノンちゃんは寝ていて夢を見た」と思い込んでいました。このDVDが発売され買わなきゃと思いながら、ついつい今日に至ってしまいました。
主人公ノンちゃんは過って池に落ちてしまう。そして夢の中で不思議な老人に導かれ、雲の上の世界を体験すると云うファンタジーです。雲の上の世界の蝶や星などにアニメ合成がされており、この時代になぜ、ここまでできたのか不思議に思えます。体が弱いため東京から田舎に超してきたノンちゃん・鰐淵晴子は、ノンちゃんに内緒で東京のおばあちゃんのところへ出かけたお母さんとお兄ちゃんにおいてけぼりにされて泣いています。空に浮かぶ雲のように東京へ飛んで行きたいなあと、木の枝にまたがって飛ぶまねをしていて落ちてしまう。いつのまにか雲の上にいたノンちゃんは白髪のおじいさんと出会う。おじいさんは、常日頃からノンちゃんと仲の悪いデブも呼び寄せ、三人で仲良くおしゃべりをする。ノンちゃんが、デブがしょっちゅう自分をいじめること、お兄ちゃんが乱暴なこと、お父さんとお母さんが大好きなことを話すと、おじいさんはとても楽しそうに聞いてくれた。雲の上にはほかにもたくさんの「哀しい心」を持った人がいて、おじいさんはその人達を大きな「くまで」で拾い上げお話しを聞いてあげるのが仕事なのだと言う。ノンちゃんもその一人。雲の上の子供達と一緒に遊んだ後、ノンちゃんは家に帰って行った。気が付くとノンちゃんは布団に寝かされていた。池に落ちたノンちゃんを心配した飼い犬が近所の人に知らせてくれたのだった。お母さんとお兄ちゃんとも会えたノンちゃんは元気になって学校へ行く。雲から戻って来たノンちゃんにとっては全てが新鮮になったような気がする。ノンちゃんはお話しを聞いて回っているおじいさんの事を懐かしく思い出していた。
お母さんが原節子はいいんですが、お父さんが藤田進というのはいかがなものでしょう、と思いましたが、冒頭イキナリ登場するノンちゃんの泣き方が「シクシク」という女の子らしさや「ギャーギャー」という子供らしさのまったく感じられない「ウオー!ウオー!」という男泣き状態の号泣だったので、この親子関係はとても説得力があったのでした。
この映画、今どきの親子のみなさんにはぜひ見ていただきたい。そして「きれいな日本語」をちゃんと聞いて記憶に残しておいて欲しいですね。きれいな日本語には、相手の立場を尊重する礼儀正しさがあります。たとえ親子でも兄弟でも。そういうの勉強しようと思ったら古い日本映画を見るに限りますね。