香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第137号

冬だぞ、体力作り

体力や筋力の衰えやすい年代だからこそ、適度な運動が必要になります。安全にできるウォーキングは、毎日の運動としておすすめです。外に出て、自然にふれながら季節の変化を楽しめますよ。今回は高齢者におすすめしたいウォーキングを取りあげてみました。「老化は足から」と言われるように、足腰が弱ると全体の健康にも影響が出てきます。丈夫な足腰を維持することは、毎日を快適に若々しく生きるために大切なことなのです。ウォーキングは足腰の衰えを予防するのにとても適した運動です。自分の体調に合わせて運動できるので、ぜひ楽しみのひとつとして実践してみてください。しかし、始める前には整形外科的、内科的に運動できる身体であるかどうかをチェック
して下さい。合格であれば楽しんでウォーキングしましょう。
ウォーキングを行うには、体を動かす準備としての「ウォーミングアップ」と運動をした後の体調や筋肉を平常の状態に戻し疲労を防ぐ「クールダウン」を忘れずに行いましょう。安全かつ効果的なウォーキング効果を得るために、とても大切です。
十分にストレッチすることでけがや筋肉疲労といったトラブルを未然に防ぎ、安全にウォーキングを行うことができます。ウォーキングは、上半身をあまり動かさず、腕を振りながら両足を交互に前へ出して進む運動です。そのため、上半身と下半身をつなぐ腰や股関節のストレッチが重要となってきます。太ももや足首、アキレス腱も痛めやすい部分なので、しっかりストレッチします。ストレッチに決まった順番はありませんが、心臓から離れている部分からゆっくりと伸ばすような感じでストレッチします。力を入れすぎたり反動をつけて無理やり体を動かすことは避けましょう。特に、冬場や体がかたい人は時間をかけてじっくりと筋肉を温めることが大切です。
ウォーキングがおわった後は、クールダウンを行います。ほてった筋肉を少しずつ冷まして翌日に疲労や筋肉痛を起こさないよう、呼吸を整えながらゆっくりと行います。ストレッチを行うことで運動した後の呼吸や循環器・筋肉を元の状態に戻していきます。これにより疲労の蓄積が防げるので、ウォーキングの継続のためにも、必ず行いましょう。
防寒対策をしっかりしてウォーキングをすると、冬でもからだがポカポカして元気がでてきます。コースやグッズを工夫して寒さに負けないウォーキングをしましょう!「寒くて遠出をする気になれない」という時は、病院までの道をウォーキングコースにしてみるのもいいですね。普段は身近にありすぎて目を向けていなかったような場所に意外な発見があるかもしれません。
歴史や伝統を感じることができる所もあります。路地裏を1本入れば、昔と変わらない風景が広がります。みじかなものが私達に大きな感動を与えてくれることもあります。冬のウォーキングでは、体温を逃がさないようなウエアやグッズを活用するのがコツ。歩いているうちに体温があがってくると汗をかきますので、体温調節のしやすいよう薄手のウエア(ウィンドブレーカー、トレーナーなど)を重ね着するのが基本です。ダウンジャケットなどは脱いだときにかさばってウォーキングの邪魔になる場合があります。
汗がひいた後にからだが冷えると体力を消耗しますので、汗はすぐにふき取り衣服が湿った場合は早めに交換するなどして、元気に冬を乗り切っていきましょう!キャップ(ニット帽、スポーツキャップなど)を着用したり、手袋、マフラーなど保温効果のある小物を必要に応じて活用してください。外出前には必ず天候もチェックをしてください。
何事についても共通しますが、継続するにはその事を「楽しむ」ことが重要だと思います。誰にでも、楽しくて夢中になっていたらいつのまにか時間がたっていたという経験があるのではないでしょうか?それは、ウォーキングについても言える事です。
ご注意ください。
早朝の運動はからだが空腹の状態であることや、血圧に影響しやすいという理由から、なるべくなら避けたほうが良いと考えられています。しかし、早朝のウォーキングは、季節の移り変わりや清々しさなどを感じることができ、とても気持ちの良いものです。まずは早朝のからだがどのような状態にあるのかを把握し、その上で安全面を十分配慮したウォーキングを心がけてみてはいかがでしょうか。
起床前後で血圧が非常に高くなるのは、起床してから身体を動かす準備をしているためであると考えられ、この状態で急激な運動を行うと血圧は更に上昇し、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性があります。そのため、起床直後できれば1時間程度は急激な運動はせず、安静に過ごすことをおすすめします。
なお、体調が優れない時には無理をしないで運動は控え、持病をお持ちの場合や医師の診察を受けている場合には、医師の判断に従ってください。

思い出の映画  ゴジラ

今年はゴジラ生誕50周年ですが,このゴジラがこの度,ハリウッドで映画殿堂入りされました。ちょっと気になって観なおしてみました。これまで何度も観てきた作品ですが、改めて観るとそのメッセージ性の強さに圧倒されます。戦争経験者だからこそ描けた作品だと思います。エキストラとして逃げ惑う人々の脳裏には、かつて焼夷弾の雨から逃れようとした記憶がまざまざと甦っていたに違いありません。救護所で、表情もなく呆然と座り込む少女のありようも真に迫っています。母親が運ばれ、泣き叫ぶその姿にも・・・。人々も泣き叫ぶでなく、ただ呆然と火の海を眺めるに過ぎない。そんなリアルな情景描写も、あの戦争の記憶によるものかも知れません。私は戦争を体験していません。そんな私がいろんな戦争映画を観ている中で、一番生々しく見えるのがこの「ゴジラ」なのです。ゴジラは、マニアや子供のための作品だという思いがどうしてもぬぐえない方も多いと思いますが、この作品は娯楽作でありつつテーマが深い、大人にとっても面白いと思える映画だと思います。物語中ゴジラの足跡から放射能が検出され、さらには三葉虫の化石が発見される等の演出も素晴らしく、シリーズが27作もあり,当然,時代によって作品が異なりますが、本作がその歴史的価値をも越え,完成度,恐怖の演出,ドラマ性において,全ての続編や他の作品をも凌駕しています。円谷英二の精緻を極めたミニチュアについても今から見ると多分に幼稚ですが,それを補うモノクロ特有の陰影の強調という点はやはりすばらしい。ゴジラはかならず夜に現れ,燃えさかる炎にその輪郭を浮き彫りにされた黒い巨影のイメージは,あの頃のヨーロッパ映画に共通するような恐怖の残像を感じます。さらに,どのシーンでもゴジラが常に人間に対する敵対として登場すること。後の作品にあるような,ゴジラと怪獣が何かしているみたいなシーンを全く入れていない。これがゴジラの得体の知れない気味の悪さを最大限に引き出して,恐怖感を増長することにつながっています。本作を公開時に見たのは団塊の世代より前の人たち
ですが,のちのゴジラシリーズよりもこれを真っ先に観たのだとすれば,「ゴジラ」に対するイメージは私世代とはまったく別のものになっているはずで,そういう人にとっては,この作品だけが真に「ゴジラ」であり,のちの続編については単なる「蛇足」でしょう。今の時代に,いくら最新のSFX技術を駆使したとしても,戦争を知らない世代がこの同じ題材を使って本作を越えることは不可能だと思います。
黒澤監督作品『七人の侍』と共に、日本映画界の金字塔大傑作です!小さい頃この映画を見て、とても怖かった思い出があり、二度と見たくないと思っていました。しかし今では、僕の中ではベスト3に入るほどの名作になっています。これは、怪獣だの映画だのというものでは、くくることなど出来ない作品です。戦争を直に体験した人々が作ったのだから、これだけの作品が出来たのであり、今はもう二度と作ることの出来ない名作になっています。
それにしてもゴジラを目覚めさせた大国の名前が映画では登場していません。第五福竜丸事件を題材にしながら、某国を悪く言うわけにはいかなかったのでしょう。この映画を観る度にいつも、いろいろと考えさせられます。