香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第135号

関節リウマチとのつきあい方

関節リウマチは、一生つきあっていかなければならない病気のひとつです。患者さんのなかには、関節の腫れや痛みがすっかりとれて、しばらく症状がぶり返さないと、「リウマチが治った」と勘違いされる人がいます。そして、いつの間にか通院をやめて、薬の服用もリハビリも忘れてしまうのです。しかし残念なことに、この病気は完全に治ることはなく、これはあくまでも症状が一時的によくなっているだけなのです。そして、ほとんどの患者さんはこの「軽快」と「悪化」を繰り返します。
症状のパターンには個人差があり、慢性的な痛みが続く患者さんもいれぱ、治ったかと思えるほどいい状態が続く人もいます。症状が軽くなったからといって治療を中断すると、せっかく続いているいい状態を維持できなくなります。関節リウマチという病気をコントロールできるのは、現在のところ薬物療法しかないといわれています。薬をやめてしまえぱ病気はたちまちコントロール不能となり、再び暴れ出すことでしょう。関節リウマチの治療は、根気よく続けることが何より大切なのです。
一生治療が必要な関節リウマチ。だからといって、けっして悲観することはありません。早期に病気を発見し、適切な治療とリハビリを続ければ、痛みも不自由さも大きく改善できるのです。関節リウマチと上手につきあっていくポイントは、〃あきらめない〃こと。そして、〃前向きに病気と闘う〃こと、すなわち痛みや障害をできるだけかわす努力をしながら、明るく生活することです。「病気になったから、もう人生を楽しめない」などと思ってはいけません。生活の自由をあえて制限する必要はありませんし、むしろ何にでも挑戦するくらいの気持ちをもつようにしましょう。そうはいっても、痛みや障害がどうしても生活の妨げになることもあるでしょう。そんなときは、薬や手術など医療のカを最大限に利用することもひとつの手段ですし、装具や自助具を活用して暮らしやすくすることもできます。また、家族や周囲の人の助けを借りることも、決してはずかしいことではありません。
毎日を明るく楽しく過ごすことを考えてみましょう。病気と診断された後の人生を楽しめるかどうかは、本人の努力と工夫しだいなのですから。「笑い」が痛みをやわらげてくれることもあります。私たちの身体は、心や感情の影響を受けやすいものです。米国では、30年ほど前から「笑い」が痛みにもたらす影響についての研究が盛んに行われています。そして、「楽しい」、「おもしろい」などといった感情が免疫力を増強したり、痛みをやわらげたりと身体にいい影響を与えることがわかってきました。私たちの身体が痛みにさらされると、それをかわそうとするカが働きます。その力のひとつが、副腎から分泌される「β-エンドルフィン」という物質です。別名「脳内モルヒネ」ともよぱれるこの物質には、鎮痛作用や心地よい気分にさせる作用があります。人は笑ったり、楽しいと感じると、β-エンドルフィンの分泌が高まり、痛みを一時的に忘れられるというわけです。米国のある医療機関では、映画を上映して、〃笑い〃を治療に取り入れているといいます。
病気になると、ただでさえ気分が滅入ってしまいます。しかし、そんなときこそ、大笑いしたり、好きな音楽を間いて心地よい気分にひたってみてはどうでしょうか。人間が本来もっている力が、痛みをやわらげてくれるはずです。笑って楽しく過ごすことが、医学的にも関節リウマチによいということが解っていますが、逆にくよくよ悩んだり、つねにストレスをため込むことが病気にマイナスであることもわかっています。
ストレスはさまざまな病気によくないといわれていますが、関節リウマチでも同じです。発病のきっかけのひとつになるともいわれていますし、症状を悪化させるともいわれています。事実、ストレスは、関節リウマチと関係の深い免疫の働きに大きく影響することがわかっています。具体的にはまず、ストレスは免疫の正常なはたらきを低下させます。関節リウマチでは、「明日は雨だ」と聞いただけで痛みがひどくなるという人がいますが、ここにも同じようにストレスが影響していると考えられます。このように関節リウマチの痛みには、炎症によるものに心因性の痛みが加わっていることがあるため、ストレスが大敵となります。関節リウマチと長くつきあっていくためには、根気よく治療を続けることはもちろん、日常生活でもストレスをためないよう工夫することが大切です。
日常の動作が不自由になってくると、何をするのもおっくうになってきます。ましてや、手指や手関節に障害が起こると、食事に必要な動作がむずかしくなります。文字どおり、ひと口食べるのにもひと苦労...・。これでは食欲もなくなってきます。食事をしやすくするための自助具は豊富に出回っていますから、これらをどんどん活用して、おいしく食べる工夫をしてみましょう。まず、箸が使いづらいときは、自助用に改良されたスプーンやフォークを使うと食べやすくなります。握る動作ができる段階ならぱ、柄の部分を太く握りやすくしたもので十分でしょう。手指の変形が進んでしまっている場合は、親指だけで握れるよう柄の部分を変形させたものや、日に運びやすい角度をつけたものなどがあります。また、箸を使いたい場合は、スプーンのように握って使える便利な箸もあります。これらの自助具は、外食の際にも携帯するとよいでしょう。足関節に症状があると、歩行が困難になることがあります。また、関節リウマチの患者さんは骨粗鬆症になりやすく、骨がもろくなっています。そこで、滑ったり転んだりして骨析しないよう、住まいにも工夫が必要になります。床の材質は滑らないものにするのが理想ですが、すべてを改装するのが無理な場合は、力ーペットや滑り止めのマットを敷いて転倒を防止します。廊下や階段には手すりをとりつけると、転倒防止にもなり、多少の障害があっても自分で歩くことができます。このとき、手すりの位置が高すぎてはいけません。患者さんの腰のあたりの高さに合わせてとりつけると使いやすいようです。この位置だと、歩いていて疲れたときに、もたれて休むことができます。
立ったり座ったりの動作がしにくくなると、用便も容易ではなくなります。関節リウマチの患者さんの大きな不安のひとつが、この用便動作ができなくなることです。もしも今のトイレが和式ならば、まずは洋式の便器にかえてみましょう。年配の患者さんのなかには、洋式便器に低抗があるという人もいるようですが、立ち上がりの動作がずいぶんと楽になります。既製の洋式便器の上にのせて高さを調節する自助具を使うと、さらに便利です。また、洗浄式の便座にすると、後始末の動作が楽になります。
入浴の動作も、関節リウマチの患者さんにとってば困難な動作のひとつです。また、浴室は滑りやすく、危検な場所でもあります。浴室や浴槽の床には滑り止めのマットを必ず置くようにし、壁や浴槽のふちには手すりをとりつけます。

第8回吉峰病院映画楽会 題名:ぷりてぃウーマン 日時:10月21日(木)午後1時より上映 場所:3階食堂

実在するおばあちゃんだけの劇団「ほのお」をモデルに、おばあちゃんたちが数々の障害を乗り越えて劇団を結成するまでの道のりを描くドラマ。いやもう、とにかく全編ほのぼのって感じで、笑えて、泣けて、また笑える・・・。単純だけれど、その単純さがとても心地よかったです。この作品は、おばあちゃんがテーマになってるとはいえ、子供からお年寄りまで楽しめる娯楽作なんじゃないかと思います。この映画のおばあちゃんたち(「おばあちゃん」なんて呼び方は相応しくないかもしれませんね)だって、皆さんホントにかっこいいです。
淡路恵子のシャキっとした佇まいの美しいこと!イーデス・ハンソン、男装が似合う・・・。
エネルギッシュな彼女たちの魅力に終始ノックアウトされ、クスクス、アハハと笑いながらも、最後はジンワリと暖かい気持ちが胸を満たす・・・そんな素敵な映画です。あくまでも生きるパワーが全面に出た作品。たまには、こんな作品を見るのもいいでしょう。