香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

English

コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第125号

腰が痛いってどういうこと?

師走になると何かと忙しくなり、その為、腰痛の発生が多くみられます。今回は比較的多い腰痛を取り上げてみました。腰の痛さなんて経験したことない。そんな幸せな人は数少ないことでしょう。二足歩行の人間は、他の動物と比べ、どうしても腰に負担がかかります。一般に「腰痛」といわれるもののなかで、よくみられるのが、椎間板の痛み、椎間関節の痛み、そして筋肉の痛みの3つです。不用意に腰をひねったり、中腰でものを持ち上げるなどの姿勢から腰痛を起こすことが多くあります。
椎間板の痛みについて
一般に椎間板には18歳ごろから変性がみられます。椎間板の水分が減って硬くなってくるのです。前屈位によって椎間板内の髄核が後方へ偏位することにより起こります。疼痛は臀部や大腿部にも放散します。椎間関節の痛みについてスポーツによる腰痛ではもっともよくみられます。反る姿勢をとるスポーツに注意を要します。椎間関節部に非生理的な力が繰り返し加わり、疼痛が発生します。後屈位で疼痛が増強するのが特徴です。
筋肉の痛みについて
特定の姿勢で引き起こす症状ではありません。筋肉の使いすぎから筋組織そのものの疲労や筋組織損傷、筋膜を貫く皮神経と筋膜との癒着や絞扼、筋の過緊張などが原因となって起こります。腰椎の脇の脊柱直立筋の損傷がもっとも多くみられます。
内臓疾患との違い
何が原因で腰痛が起こっているのかを正しく判断するためには、除外診断をおこなうことが必要です。スポーツからくる腰痛は、スポーツの動作と痛みとの間になんらかの関連性があるはずです。ところが内臓疾患からの痛みはスポーツそのものとは関係なく起こることが多いのです。泌尿器疾患、婦人科疾患のほかに心因性の疾患からくる腰痛もあります。単に疲労によるものと決めつけず、医師の診察を受けましょう。そういったケースには、腰椎のX線検査だけでなく、血液検査、尿検査、内臓器の検査などが必要になります。
急に痛くなったらどうする?
腰痛が急激に起きた状態が「ギックリ腰(急性腰痛)」です。中腰で物を持ったりしたときに起こりやすい症状です。まず安静にし、応急処置をしましょう。
1.横になる
いずれの症状も対応は共通しています。腰に負担をかけないよう「立つ」または「坐る」姿勢をやめましょう。体重をかけないよう、上半身または全身を横にして楽な姿勢になることが大事です。いろいろ試してみて痛くない姿勢になりましょう。
2.患部を冷やす
前触れもなく突然起こる痛みが急性の腰痛です。とにかく冷やしましょう。ただし、痛みが増したり、ヒリヒリするようであれば中止してください。冷やす時間の長さですが、はじめは短時間からにしましょう。また、長時間続けると筋肉が固くなって、回復を遅らせてしまうこともあるので注意しましょう。入浴は2~3日は控えましょう。
なるべく痛みを感じない姿勢を保ちつつ、速やかに病院へいきましょう。病院での治療は大きくわけて以下のようになります。

薬物療法

腰椎椎間板症や椎間関節症には、消炎鎮痛のため、飲み薬や坐薬が処方されます。筋筋膜性腰痛症には、麻酔剤や炎症を抑え
る注射が効果的です。コルセットの着用姿勢制御、保温などの効果によって腰の負担が小さくなります
。コルセットは予防としても効果が大きいのですが、痛みが和らいだら腹筋、背筋のトレーニングが必要です。普段の生活で腰痛を予防するには正しい姿勢の心がけが必要です。立つ時はおへそをひっこめ下腹をひきあげるようにして正しい姿勢を保つように。座る時は、膝の高さが足の付け根より少し高くなるようにします。横向きのときは膝を曲げ、仰向けは膝の下に座布団などを入れて高くします。うつぶせは避け、敷き布団、ベッドは硬いものを使用して下さい。
物を持ち上げる時は膝を曲げ、できるだけからだの近くによせてから持ち上げてください。立ちづめの時は、足台になるようなものを見つけて、片足ずつ交互にのせると腰が疲れが少なくなります。ハイヒールは腰の負担を大きくするためできるだけさけて下さい。
日常生活での心がけ
肥満に注意:体重の増加は腰の負担を大きくし、腰痛の原因となりますのでご注意を。
食事の注意:栄養バランスを考え、骨を強くするため良質のたんぱく質やカルシウムを十分にとりましょう。
筋力アップで再発を防ぐ腰を支えているのは筋肉です。腰痛の再発を防ぐため、もっとも効果的なのが筋力アップです。腹筋、背筋は自前のコルセットです。
腹筋の強化
1.あおむけで頭の後(または頭の方)に手をあてます。
2.上半身を起こし、5~6秒保ちます。少しでいいです。
3.ゆっくりもとの姿勢に戻り、腹式呼吸します。これを3~4回繰り返します。
4.仰向けになって一方の足を両手でかかえこみ、もう一方の足はのばしたままです。足をかえて、同じことをおこないます。

思い出の映画  5つの銅貨

1959年、昭和34年といえば私が小学校の頃のもので、映画館の立て看板にあったようには覚えていますが、当時これを見た記憶はありません。コルネットの得意なレッド・ニコルズ(ダニーケイ)は、ジャズマンになろうと、ニューヨークに出てくる。バンドマンに採用され、ミュージシャン生活は、順風にみえたが、リーダーとの意見が対立し、自前のバンドを結成することになる。旅から旅への巡業生活。そんなさなかに、娘が生まれ、一家は二人から三人になったが、人気上昇の波はさらに高まり、全米横断の演奏旅行は休むことなく続く。しかし.......。娘は、高熱で倒れ、小児麻痺にかかってしまう。ショックを受けたレッドは、愛用のコルネットを橋から投げ捨て、バンドを解散、残りの一生を、片足が不自由になった娘に捧げる決心をするのだった。やがて時が過ぎ、レッドは娘の誕生日にカムバックへの決心をするのだった。そしてこのうえないプレゼントが待っていた....。
この映画は非常に心暖まる映画で、私にとってオーケストラの少女と双璧をなすものです。家族全員で、老いも若きも全員揃って居間で見れる映画です。昔、見たこともないのに記憶に残っていたというのは、この映画にルイ・アームストロングが出演し、「聖者の行進」を歌っている、ということを知識として知っていたからだと思います。この「聖者の行進」をどうしても覚えたくて、何度も何度も聞きましたが、結局覚えられませんでした。この場面、クラシックの音楽家の名前が色々出てきますが、ジャズピアニストのファッツ・ウオーラーの名前が出てきたのには驚きでした。ホワイト・クリスマスより何より、ダ二ー・ケイが一番光ってたのはこの映画です!
家族愛、夫婦愛に満ちた、アメリカのよき時代が反映されています。この映画は「リパブリック賛歌」で始まり、「リパブリック賛歌」で終わります。最初、田舎からぽっと出てきたダニー・ケイが、ルイ・アームストロングに挑戦するところから始まり、最後はカムバックしたダ二ー・ケイにルイ・アームストロングがフォローアップするという形で終わっています。ぜひ、御覧ください。オーケストラの少女も。