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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第122号

ストレッチングの効果

運動不足の方、運動が好きな方、健康になりたい方、皆様奮って運動をしましょう。自宅で出来る運動です。
日々多忙につき、体を動かす時間がない。そういう人にはうってつけ。
しかし、ケガや事故を防ぐためにも、運動前には必ずウォーミングアップを行ってください。個々のレベルのや目的に合わせて強さを選びましょう。体が慣れてきたら徐々に強さを高めていきましょう。成果を上げるために、最低でも週2~3回、1日につき20分以上のペースで継続してください。運動後には必ずクールダウンを行いましょう。スポーツ経験が豊富で体力に自信があっても、過信は禁物です。
私たちの生活には、非対象な姿勢や動作をとる機会が多くあります。運動にしても利き腕や利き足を使った動きが多く、その左右のバランスがくずれ、そのままにしていると、やがて筋肉の働きによって関節は変化し、姿勢は崩れたものになってしまいます。腰の痛みや肩こりの原因の一つはこの姿勢の崩れにもあります。このため姿勢を意識的に正し、緊張した筋肉を和らげてあげることが大切です。また、姿勢のゆがみは使われる筋肉だけが発達し、使われない筋肉が衰えていくということにも原因があるわけですから、左右どちらかに偏っている動作や姿勢が癖となってしまった人は、意識的に逆の筋肉も使ってあげるようにしたいものです。
さて、緊張した筋肉を和らげたり、柔軟性を高めるには、ストレッチングが有効な運動といえます。仕事に熱中したり、会議などで椅子に長時間座った状態が続いたとき、全身を伸ばしたりして体の緊張をとると気持ちがいいものです。これは、体をじっとさせるために働いていた筋肉が「血液の循環が悪くなってきてこわばってきた」と発する信号に対し、無意識に反応したストレッチングだといえます。
このように、ストレッチングをすることには、柔軟な体をつくるだけでなく、仕事の疲れや運動で緊張した筋肉を弛緩させるという目的もあるのです。
柔軟性を高めるとともに、筋肉の温度を高めるためにもストレッチングは有効です。運動前、とくに冬などの寒い時期には念入りに時間をかけて行いましょう。また、筋肉を運動前に伸ばすことは、これから運動を始めるという合図を体に送り、筋肉と神経の関係をスムーズにする役目もあります。伸ばしている筋肉を意識しながら、反動をつけずにゆっくりと、じわじわ伸ばしていくことが大切です。ストレッチングをするときは、慣れない姿勢をしばらく保つことが必要です。しかも筋肉を意識すると、呼吸を止めたりする人がいます。これでは筋肉がかえって緊張してしまいます。呼吸は止めずに腹式でゆっくりと大きく行いましょう。また、ストレッチングは競争ではありません。他人と比較する必要はなく、自分の伸ばせる範囲で行うことが大切です。

ウォーキング

余分な脂肪は間違いなく我々の敵です。当然のことながら、ウエストに贅肉がタイヤのようにたまっている身体より、引き締まった健康な身体の方が魅力的でしょう。誰にでも簡単に始められる運動といえば、やはり歩くこと。普段の歩き方ではなく、腕をしっかりと振り、姿勢を正して運動を意識しながら歩きます。会話できる程度のゆっくりとした歩行でも時間をかければ有効です。40分(ゆっくり歩行)
私たちにとって歩くことは必要不可欠な移動手段であるとともに、いつでもどこでも気取らずにできる手頃な運動です。呼吸・循環器系機能を向上させたり、脂肪を燃焼させて成人病予防や健康づくりを目指すうえで効果が高いことは言うまでもありません。歩くことで使われる筋肉は体全体の約3分の2、積極的に歩くことで筋力の衰えも予防できます。このように体の内部によい効果をもたらす「歩行」ですが、さらにその歩く姿はその人の人柄や気持ちまでも映し出します。あごを突き出して小さい歩幅で歩くのをやめ、普段から背筋を伸ばしてさっそうと歩くようにしましょう。
【正しい歩き方】
1.視線はまっすぐに自然に前方を見る
どんな場合でも、頭のてっぺんからひもで真上に引っ張られている気分で、背筋をまっすぐに伸ばして歩きましょう。軽くおしりの筋肉を引き締めるようにします。あごは引き、前方を自然に見るようにして、視線を保ちます。
2.ひじは直角に曲げしっかりと振る
肩の力を抜いて自然に腕を振るようにします。その際に、こぶしは軽く握り、ひじを直角に保ちます。
3.吸う吸う吐く吐く
腕の振りに合わせて呼吸もリズミカルに行います。そのためにも吐くときにアクセントをつけ、4歩で1呼吸するとよいでしょう。鼻で息を吸い、口で吐きながら「吸う」「吸う」「吐く」「吐く」のカウントをとりながら歩きましょう。
4.やや大股でピッチを上げる
普段の歩行よりもやや大股で歩くようにします。足を出すリズムも若干速め、強度を調節します。息が切れない程度のピッチとし、疲れたと感じたらゆっくりなペースを入れながら歩きます。
5.無理せず自分のペースで
心臓の弱い人は、最初はゆっくりと歩くことから始めましょう。2~3週間して体が運動に慣れ、余裕が感じられたら徐々に距離を伸ばしていきます。
6.着地はかかとから、けりはつま先で
前に出す足はしっかりと伸ばすようにしましょう。地面へはかかとから着地し、地面を足の裏でしっかりと捕らえる感触を意識しながら重心を移動させ、最後はつま先で地面をけり、体を
前進させます。足首を柔軟に動かすことも大切です。歩くことではちょっと物足りないという人であれば、走り出しましょう。両足が地面から離れている瞬間があるのが「走」であり、どちらか一方の足が地面に接しているのが「歩」です。実際に走ってみれば分かりますが、歩きに比べ着地するときに感じる足の衝撃はかなり大きく、その力は体重の2~4倍だと言われています。自分の運動能力や体調に合わせてプランを立てましょう。また、走っていて膝や腰などに痛みを感じる場合は、走り過ぎによる骨・関節障害の可能性も考えられます。いくら慣れてきたからといっても無理は禁物です。

マイベスト吉永小百合

二十世紀ナンバーワン女優といえば私は吉永小百合だと思います。今回はマイベスト小百合です。独断によるベストテン。10作品を選ぼうと思ったのですが、どうしても入れたい作品がありましたので、12作品となってしまいました。キューポラのある街、泥だらけの純情、いつでも夢を、草を刈る娘、光る海、愛と死をみつめて、雨の中に消えて、あすの花嫁、伊豆の踊子、上を向いて歩こう、おはん、華の乱など。

キューポラのある街

吉永小百合の初期の代表作。アイドル映画と捉えられがちで、見のがしている人もいると思います。高度経済成長期の庶民の暮らしを温かなまなざしで描いた青春ドラマです。リアリズムの傑作だと思いますし、日本映画史を考えるうえでも絶対観るべき映画です。戦前の『綴方教室』や本作品を観ると日本映画には確固たるリアリズムの伝統があるのが解ります。吉永小百合は明るく美しく健気なヒロインを好演しています。鋳物の町の川口市。この街にはキューポラという煙突が立ち並んでいます。昔カタギの職人の町にも時代の波が押し寄せてきます。昔カタギの職人であるジュンの父は、働いていた工場が大工場に買収されたことからクビになります。困窮に苦しむ一家だったが、ジュンはそんな境遇の中でも、自分の進路について一生懸命考え、バイトしながらも高校進学の学費を稼ごうとがんばる......。お勧めはなんといっても牛乳屋のエピソード。ジーンときます。彼女が泣くシーンでは私も泣きました。当時の日本は今のように物が溢れかえる時代とは違って、まだまだ貧しかったのです。美徳という言葉に違和感がなかった時代です。今の真面目=ダサイと云われる時代は、やはりどこかおかしい。
アイドル映画という人もいますが、演技はきっちりできているので問題ありません。それよりも、貧困や在日差別を描いた上でちゃんと希望も提示するという点で好感が持てる映画です。
15歳にして自分の力で生きることを決断した主人公に共感しました。成人式にすべて親がかりで出席しておきながら、それで「大人になった」などと本気で思っている現代の「子供たち」に是非観てもらいたい映画です。