香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第111号

リニューアル

当院のホームページが9月にリニューアルされました。いままでのコスモス新聞、歳時記、スタッフニュース、頑張れナース、エッセイ、病院案内などが搭載されています。一度御覧ください。今回はホームページに寄せられた質問の一部をご紹介します。

質問
スライサーで自分の右手の中の先を一緒にすってしまったんです。植皮を勧められたのですが、植皮するならその近くの似ている皮がいいと言われました。とすると、手や腕の傷がまた増えるなら、このまま治してもいいんじゃないのかなぁと思うんですけど、時間もかかるし、曲がりにくくなると言われたんです。そのままにして、治る過程でたまに曲げてたりしててもだめなんでしょうか?
植皮せずにそのまま治したらどのくらい汚くなるのでしょうか?
植皮の為にとられた部分はどれくらいきれいに治りますか?
答え
手指の比較的小さな皮膚欠損はwetdressing法という方法で治しています。我々はこれを「アルミホイル療法」と呼んでいます。これは皮膚欠損部が乾燥しないようにカバーしてやり、肉が盛り上がったり皮がはってきやすようにしてやる治療法です。欠損部にイソジンゲル(商品名)というドロドロした薬を塗りアルミホイル(台所でつかうアレ)で覆ってやります。アルミホイルを使うのは手軽で、患部にはりやすからです。また、スズが使われており肉のもりあがりに効果があるといわれています。もちろんアルミホイルは滅菌します。アルミホイルの交換は、2,3日に1回でよく、原則的に抗生剤の服用も不要です。小さい欠損でしたら、大抵4~6週間でほぼ治ります。植皮もよく行われる方法です。植皮は治療期間が短時間になるメリットがあります。関節の部分の皮膚欠損のように、欠損部が治った後に傷が引きつって関節が動きにくくなる恐れがあるときも植皮が行われます。また、採皮部に新たな傷を作ってしまいます。毛が生える部位から植皮すると、毛まで生えることがあります。隣の指から皮膚をつながったままの状態で剃がし、皮膚欠損のある指の欠損部を被覆し、植皮するcrossfinger法(有茎植皮という方法の一種)という治療法もあります。しかし、2週間指をくっつけたままにしておくのは結構大変なものです。
ところで、手指や手の手掌側の皮膚には特徴があり、他の部位の皮膚と性状が違います。(見ればわかりますネ)。また、治りやすいという特徴もあります。アルミホイル法によって生じる新たな皮膚は、性状が元の皮膚の状態に非常に近く、美容的にも非常に優れています。
アルミホイル療法のデメリットとしては、1)治療期間がやや長い 2)不必要に手指をじっとさせていると手指の動きが悪くなる、などがあげられます。1)に関しては治療期間が耐えられないぐらい長いということもないですし、2)にかんしても治療中に手指をそれなりに動かしておけば後で動きにくくなるということは少なくなります。植皮をした場合でも、不必要にじっとしていると手指の動きは悪くなります。

質問
33歳、男。コンピューター系の仕事をしていますが、最近左手のひとさし指のみバネ指となりました。趣味がギターなので大変困っております。
現状は朝一番&雨の日にはすこし痛みがありますが、曲がったままというような状態です。近所の医者によると治療にステロイドの注射か、手術とききましたが、私はアトピーなのでできるだけステロイドを使いたくありません。手術の場合でもステロイドを使うのでしょうか?
答え
バネ指(弾発指)は成人と小児では原因がことなるますので、ここでは成人の場合について説明いたします。指が曲がるのは、前腕にある指を曲げる筋肉が収縮するからです。その筋肉が手首のあたりから、「操り人形のひも」のような腱(けん)になる、それが指につながっていて指を曲げます。指を伸ばす腱も同様です。主婦のように指をよく使う方、使いすぎのために指の付け根のところで「指を曲げる腱の通り道」が炎症を起こして狭くなり、痛みやバネ現象(弾発現象)を起こすことがあります。治療は局所の安静、ステロイド等の注射で治ることもありますが、なかなか治らずに日常生活に支障を生じている場合は、手術を行う場合があります。なお、手術ではステロイドを使うことはありません。

質問
数年に1度くらいの極めてまれな頻度なのですが、朝起きると突然首の筋肉に激痛が走ることがあります。ハッキリした原因は思い当たらないのですが、前日に根を詰めてPC操作に集中したときになるような気がします。首を前に倒したまま支えようとしたり、仰向けに寝た状態から起き上がろうと首に力を入れたときに、首の後ろの骨が出っ張ったところ周辺に激痛が走ります。元々肩こりにはならない体質です。
答え
寝ちがえ(急性項部痛)は、日常診療においてよく遭遇する疾患です。寝ちがえは、睡眠時の頭部の姿勢が悪いと起こりやすいとされていますが、起床時以外でもちょっとしたきっかけで急激に発症することがあります。おそらく四十肩・五十肩と同様、多くは加齢変化を生じた頚椎に不良な姿勢等の無理がかかり発症するものと考えられます。こういった理由で、繰り返し発症することも多いようです。寝ちがえは、大抵数日で治りますが、痛みが激しいときはカラー等の頚部の安静、鎮痛剤の服用、外用薬の使用などの対症療法がとらえます。寝ちがえだと思っていても、なかには頚椎椎間板ヘルニア等の症状であることもありますから、数日してもなかなか治らない場合は、念のため検査を受けるといいでしょう。

質問
右肩甲骨の内側の部分が痛いんです・・・理由がわからなくて困っています。最初は、「寝違えたんだろう」と思ってほおておいたのですが、2ヶ月も3ヶ月も続くうちに、心配になってきました。マッサージとかで治るものなのでしょうか・・・
どのような痛みかとおもうしますご、息を吸ったとき背中を曲げたときが特に痛くて、肩こりと似たような痛みです。ひどいときは腕が上がらなくなったり・・・ちなみに肩こりもあります。
答え
肩こりは、憎帽筋という筋肉に起こります。この筋肉は、上部は後頭部、外側は肩、下部は肩甲骨の内側まであり、その形状から憎帽筋と呼ばれています。肩こりは、この筋肉がつっぱる姿勢を長時間続けると生じます。なお、なで肩の人は肩こりが起こりやすくなります。一般的には、肩こりは職業病として起こることが多く、事務作業・パソコンの操作・手作業・炊事・裁縫・編み物・読書・テレビ鑑賞・ゲームなど、腕をダラッとさせ首が前屈みになった姿勢を長時間続けると生じやすくなります。運動不足(による筋力の低下)や、精神的ストレスは肩こりを助長します。肩こりは、まず予防が大事で、特に作業中の姿勢が重要になります。首が前屈みになる姿勢、腕(肘)が浮いた作業姿勢はよくありません。また、どんなによい姿勢でも、同じ姿勢を長時間続けると肩が凝ります。しょっちゅう姿勢を変えてみましょう。そして、一時間に一度程度は席を立ち、腕や肩の体操をしましょう。運動不足も肩こりにはよくありません。ご自分のライフスタイルにあった運動を続けることが重要です。可能な人は週に2~3回、スポーツジム等で汗を流すことをお勧めします。こういった施設にはインストラクターがいて、その人にあった安全な運動を指導してくださいます。朝の散歩も効果があります。隔日でいいですから、大きく手を振って早歩きで20分前後歩きましょう。
肥満も肩こりの原因になることがあります。おなかが出ていると、その代償として首が前屈みになりやすく、その結果、肩こりが出やすくなります。ときには肩こりは、脊椎の病気、肝臓・膵臓の病気、心臓や肺の病気などの一症状として生じることがあります。頑固な肩こりでお悩みのかたは、一度内科・整形外科等を受診した方がいいでしょう。

質問
41歳男性。身長173cm、体重80kgあります。スポーツは、テニスをかえこれ23年間しています。実は昨年の秋頃から左足のかかとが痛みだし、近所の医師に見てもらったところ踵に角みたいな骨がでてきていました。薬はインドメタシンの塗り薬をもらっただけで、それ以来痛みは良くなることなく徐々にひどくなっています。なお、私の足は少し甲高です。何か良くなる方法はありますか?また、手術が可能なのでしょうか?以上、宜しくお願いいたします。
答え
踵にできた骨のとげは「踵骨棘」(しょうこつきょく)といいます。踵の骨を踵骨(しょうこつ)と呼びますが、踵骨の足底部には足底腱膜やいろんな筋肉が付着しています。
長年の間には、その付着部が筋・腱に引っ張られて、骨の棘が生じることがあります。これを踵骨棘と呼んでいます。肥満(失礼)、甲高の足、テニスなどのスポーツ歴なども踵骨棘の発症に影響しているかもしれません。踵骨棘があっても必ずしも痛みがあるとは限りませんが、症状としては、立ち上がるときや歩行時に土踏まずの後方や内側は痛みます。レントゲンでは、胴部の骨の棘が写ることが多く見られますが、骨の棘がほとんど目立たない場合もあります。治療は、同部を安静に保つのが基本です。松葉杖を用いて、踵に体重がかからないようにします。痛みが強い場合は鎮痛剤を服用します。また、患部にステロイド等を注射をすることもあります。踵の棘がある部分に穴のあいた足底板(くつの中敷のようなもの)を作成し、それを装着していただく場合もあります。これらの保存的治療で、大抵は数日から数週で痛みが和らぐことが多いです。足の裏~アキレス腱のストレッチングも効果的です。手術で骨の棘を切除するという方法もあります。

まだまだ質問はたくさんよせられています。私たちは皆様の健康に少しでも役立てればと思い質問を受け付けています。どんな些細な質問でもかまいません。可能な限りお答えいたします。外来受付に設置しているコスモスポストに投函していただいても構いませんし、メールで寄せていただいても構いません。