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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第110号

ドルフィン・セラピー

ドルフィン・セラピー(イルカ療法)とはアメリカで盛んに行われているイルカと一緒に泳ぐことにより自閉症や憂鬱などが治ってしまうというものです。
水の中で過ごす癒しの効果も伴うため、イルカセラピーの効果+アクアセラピーの効果も期待できるものです。
アクア・セラピーとは水の中や近くで過ごすことによって身体や心が癒されるというもので水の音やさざ波を聴くと心拍を下げる効果があるといわれています。
☆水中無重力
 水中では胎児の時と同じような感覚に浸れるということと、重力というストレスがかからないため陸上より安らげることが多い。
☆水のイオン粒子
 水しぶきや塩水にはイオンの粒子が発生しやすため、身体の緊張がほぐれやす。
☆カラー・セラピーでのブルー
 色の効果で青色は「平穏」「冷静」「安らか」というポジティブ・ポイントが上げられている。
1988年、DDC(ドルフィン・ディスカバリー・センター)では30年間心理学を研究してきた心理学者デヴィッド・ネイサンソンがイルカの能力に着目し、世界で始めてイルカ介在のセラピー治療の研究を始めました。
このアニマルアシステッド・セラピー(AnimalAssistedTherapy)は1600年代、ヨーロッパからその歴史は始まりました。
1800年代にはポピュラーになり、1942年アメリカに上陸しました。
それはベトナム戦争で多くのアメリカ兵が傷つき、癒しを求めいたからです。
アメリカでは病院などで熱帯魚などを置いています。恐怖心から落ち着かせるためです。精神病院ではペットを入れることもできます。
人の心のバイオレンス(暴力心)を押さえる効果があるためです。
馬を使うセラピーもあります。身体的に障害がある人が乗馬をすることによって使っていない筋肉を強化したり、自閉症の子供に対しても効果があるそうです。
動物は人間の心に癒しの効果を与えるからではないでしょうか。
・動物を見ると自然を感じることができる。
・ピュアである。裏切らない。誠実である。
・信頼できる。恥ずかしくない。気兼ねがない。
・スキンシップを取りやすい。
動物たちのしぐさやその動作を見ていとおしいと素直に感じられるからではないでしょうか。
その効果に早くから着目したのがデヴィッド・ネイサンソンでした。
1993年フロリダ州のイルカ医学研究所のベス・スマート医師及び二人の精神外科医は慢性的な激しい脊髄の痛みに苦しんでいた患者がイルカと泳いだ後に全くその痛みがなくなったという事実を報告し、医学界をあっと驚かせました。
イルカと泳いだ後、数時間から数日間、痛みのない状態が続いたのです。
イルカのエネルギー、持っている人間を癒す力は一体何なのだろうという問いかけが化学界、海洋生物学を研究する大学、軍、民間の異種間コミュニケーションを研究するセンターといった境界線を超えて広がりつつあるようです。
イルカの手助けを得てお産をすると痛みの少ない出産ともなるそうです。
アメリカ合衆国、オーストラリア、ロシアで現在行われている研究でイルカが出産に立ち会って生まれた子供の運動神経の発達は普通の出産をした子供に比べて進んでいることがあきらかにされています。この子供たちは早く歩き出し、早く話し始め、多くの場合テレパシー能力を持っているというのです。(イルカは海の天使、テリーピニー著)
イルカは病人を特別扱いするそうです。脈拍や血圧の状態がわかるらしく、右半分が麻痺している人が海に入ると、イルカは必ず不自由な右側を支えるような位置にまわってきて泳ぐそうです。
多くの人が泳いでいる中で自閉症の人がいれば、その患者の側に行くそうです。
イルカがどうして体や心が弱っている人を選別できるのかは現在の科学力では説明できず、イルカ療法に関しても著者によってそれぞれ違います。
どれも確実な証拠はなく、あるいは未知の能力かもしれません。
水泳で有名になったマット・ビオンディがスランプに陥った時、彼のコーチはDRCに生かせたそうです。水中で自由にイルカと泳ぐマット。
彼は楽しく水中でイルカと泳ぐうちに勘と自信を取り戻し、見事水泳界に復帰しました。
小さな頃から夏は海に入って太陽を一杯浴びて、ひと夏を過ごすと冬にも元気一杯でいられるとおじいちゃん、おばあちゃんに言われませんでしたか?

ドルフィン・フレンドシップ・テストプログラム

さぬき市津田で試験飼育されているイルカがいることをご存知ですか。
大阪府内の獣医学研究会社が和歌山県太地町で研究用に飼育していたバンドウイルカで雄の「あっくん」と雌の「マリンちゃん」が40m四方の生け簀でのんびりと泳いでいます。
プールとはちがって透明度がないため水に潜ってしまうとどこにいるか分からず水面に来るまで「どこ、どこ」と子供達が騒いでいました。
イルカショーなどは各地の水族館などでしていますから、今更イルカなんてと思われる方も多いと思いますが、このイルカたちは何と触れるのです。
そこで試験的に今月末まで行われる「ドルフィン・フレンドシップ・テストプログラム」に参加することにしました。
暑い夏の一日、緊張しながら簡単なヘルスチェック、アンケートに記入後、ウェットスーツを着用、いけすまで歩いていくのですが見物客の人達から見られて少し気恥ずかしかったです。
足ヒレをつけて、いよいよ生け簀の中に入ります。もちろんスタッフの人も一緒で「腕を組んでゆっくり立ち泳ぎしてください」と言われ、そーっと水の中へ。
キキキ、キキと水中からイルカが声をかけてるようでした。水中の音をスピーカーで流していたのです。
若いときにはスキューバで鍛えたはずなのに何十年ぶりの足ヒレは思うにまかせず、おまけに腕を組んでいうrので中々うまく立ち泳ぎができずにグルグルと・・・。
すると二匹のイルカがいつの間にかすぐそばに寄ってきました。
「ありゃ、来ちゃったよ。」「思ったより大きいではないか」などと胸の中でつぶやきつつ、勝手に手を伸ばしていいのかなとスタッフの人の方をみると「どうぞ」というように促しました。
こわごわ伸ばした手を避けるようにスーッと泳ぎ過ぎるイルカたち。
スタッフの人たちの手助けでやっと触った感触はゴムのように弾力があり滑らかでした。背びれにそっと手をかけてみたら、なんとすんなり泳いでくれたのです。
ヤッター、フリッパーだ。(フリッパーといってもわからないでしょうが小さなころのテレビ番組でイルカが主人公でした。)
イルカはグングンと力をだして体ごと引っ張り、その力強い動きが水中から伝わります。
なんという幸せ。
いるかイルカと泳ぎたいという願いが叶った瞬間でした。
沖縄に行ったときにもイルカと遊べると聞いて参加しましたが水中に入ることは叶わず餌をあげるだけだったのに、今、イルカと泳いでる。
この感動、それをそのまま伝えられない稚拙な文章にいらだたしささえ感じます。
彼らを飼育するのに多くの費用がかかるため来年の夏も出来るかどうかわからないそうです。
でもこんなにいい企画を来年にもつなげていけるようにしたいと願っています。

思い出の映画

「チコと鮫」
何度かリバイバル上映されたこの映画は僕が海にあこがれた映画でした。
瀬戸内海しかしらなかったあの頃、青い海と真っ白い砂は衝撃的でこんなにきれいな海が本当にあるのかと目と張ったものです。
市場豊かに描かれた少年と鮫との友情、それは禁断の友情でもありました。
タヒチの少年チコは人食い鮫の子供を捕らえました。本当はすぐにも殺さないと大きくなったらひとに危害を加えるだろう鮫でした。でも彼は殺すことなど出来ずその鮫を育てたのです。育まれた友情は消えることなく少年は青年へと成長していきましす。
そこへ押し寄せる文明の波。
文明批判を美しい南海、少年と鮫との友情をバックに最後まで魅せてくれる映画でした。

「フリーウィリー」
映画の最初に海洋動物写真家の第一人者ボブ・タルボットによる映像が流れます。
その引き込まれるほど美しい映像にすんなりと物語がついていくようでした。
主役の少年は母に捨てられて施設で育てられます。何度も施設から脱走を繰り返し、人に心を開く事もなくなっていました。
でも、子供に恵まれない夫婦に引き取られた彼は町の水族館で母から引き離され、狭い水槽で飼われているシャチ、ウィリーに出会います。
ウィリーは最初からその少年に何かを感じていたようでした。
やがて飼育や試練をするようになった少年はウィリーとの交流で新しい家族とも次第に心を開いていくのでした。
水族館の新しい看板になるはずだったウィリー、でも騒々しい観客を前に芸が出来ず、経営者はよそへ売り飛ばそうと考えます。
そんなことはさせられないと海に帰そうとする少年。
湾の中に何とか離しましたが、経営者側が再度捕まえようとします。
堤防に立ち、少年はウィリーに「サラナ エイヨ エイシス」と呪文を唱え「僕は君を信じてるよ」と祈ります。
大きなシャチが自由を求めて少年の指さす上をハイジャンプ。
少年の上をスローモーションで飛ぶウィリー。
マイケル・ジャクソンの主題歌「ウィル・ユー・ビー・ゼア」が流れエンドシーンに続きます。
なんともハートフルな映画でした。
海原を泳ぐ白と黒の色鮮やかなシャチのウィリー。
きっと家族と仲良く暮らしているんだろうな・・・。