香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

English

コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第105号

これからの敵/水虫

今年は春が早くやってきました。桜も3月末には満開になり4月になってからお花見に行こうと思っていたのに残念です。気温が上がってくると、とたんに頑張り出すいやなやつがいます。その嫌なやつは!水虫!です。最近なんとなくむずむずしてきたような気がしませんか。これからの季節一番気になりますね。今回はこの水虫についてです。
水虫の正体は、白癬菌というかびの一種です。皮膚糸状菌と呼ばれるカビ(真菌)が皮膚に感染しておこります。我が国では温度・湿度の高い夏に発病、増悪することが多いようです。一日中靴を履かなければならない青壮年期に多く、日本人の約10~20人に1人が罹患しているといわれます。
この白癬菌は、皮膚の一番外側の角質層にいて、冬場のように低温で乾燥している状態のときには、なりをひそめていますが、春先から夏場のように高温でじめじめしてくると、増殖してきます。角質層は、外部の刺激や雑菌からからだを守ためにたいへん強固にできていますが、それだけに、いったん白癬菌が住み着くと薬が浸透しにくく、なかなか死にません。しかも、白癬菌は生命力が強く、はがれ落ちた皮膚の破片の中でも生きているといわれるほどです。したがって、水虫には、角質層によく浸透し、その成分が効果を発揮する薬を選び、症状が消えてもしばらくの間は根気よく手当することが大切です。
性質
白癬菌は、汚れを好み、温度15℃、湿度70%以上になると増殖するといわれています。したがって、患部の冷、乾燥、清潔にこころがけ、根気よく治療しましょう。
種類
紅色白癬菌
水虫の約70%を占め、水虫のあらゆる症状の原因になります。
毛瘡白癬菌
2番目に多く見られ、主に趾間型の原因になります。
石膏状小胞子菌
頭部、体部などにできる、俗称ぜにたむしの原因菌といわれています。
水虫には3つのタイプがあります。まず、感染すると足のゆびの間が赤くなり、皮がむける趾間型、足のうらに小さな「水ぶくれ」がみられる小水泡型となります。足のうら全体が赤くなり、皮膚が厚く皮がむける角化型となります。趾間型、小水泡型は痒みをともないますが、角化型になると痒みなどの自覚症状はすくなくなります。
また、角化型では冬に「ひびわれ」を生じて、歩くと痛みがでます。角化型では足の皮膚以外に爪や手の水虫をともなうこともあります。
治療
抗真菌外用薬(塗り薬)を1日1~1回、患部より広めにぬります。痒みがなくなり、水泡や皮むけがなくなっても、菌が皮膚の中に残っています。根気強く薬を塗り続けることが大切です。一般に趾間型、小水泡型では3~6カ月間、角化型では6~12カ月間治療を必要とします。爪の水虫をともなう場合、抗真菌薬の内服が必要となります。また、家族に水虫患者がいる場合、同時に全員が治療する必要があります。また、感染源として可能性の高い共用するスリッパ、サンダル、浴場の足拭きマットをまめに取り替え、日光や熱湯で殺菌するよう心掛けましょう。

仲間達

皮膚病でもっともポピュラーな病気、水虫はご存じのとおり白癬菌というカビによっておこる病気です。この白癬菌による皮膚病は水虫のほか、タムシやシラクモの原因菌でもあります。同じカビによる病気も場所によって違う症状を示します。足の水虫などは同じ場所でも違う症状になることもあります。頭のいい菌ですね。部位によりそれぞれの病名がついているところをみると昔の人は別のものと騙されたのでしょう。
*水虫(タイプにより3型、あなまたぐされ、水疱型、角質増殖型)
*ゼニタムシ
*インキンタムシ
*シラクモ
*爪の水虫
これみんな同じ菌によるものなんです。まるで「多羅尾伴内の七つの顔を持つ男」みたいです。菌は土の中でも畳の上でも何処にでも存在しますので、家人に「水虫」の人がいるとその分、家の中の菌の量は多くなります。特に子供のタムシの場合、両親のいずれかが水虫にかかっていることが多いのは注意すべきでしょう。
しかし、カビにはこうゆう悪い奴ばかりではありません。人の役に立っているカビもたくさんあります。感染症になくてはならないお薬である抗生物質はカビの抗菌作用を利用しているわけですし、何と言ってもビールやお酒も同じカビの仲間なんですから。
頭部白癬しらくもと呼ばれています。
体部白癬小水疱性斑状白癬。たむしと呼ばれ、形が銭に似ている
ことから「ゼニタムシ」といわれています。
陰股部白癬陰股部や臀部にできるのが「頑癬」といわれ俗称「インキンタムシ」。
足白癬足にできるのが、一般にいう水虫(みずむし)です。
爪白癬爪水虫。治すのにたいへん苦労するタイプです。

ポイント

乾燥
水虫は高温多湿が大好き。とくに、炎症したり、ハレたりしたときには、乾燥と同時に患部を冷やしましょう。
水虫は患部がムレると悪化しやすいので、お風呂あがりに水分をよく拭き取り、靴下や履物は通気性のよい素材を選びましょう。
清潔
患部は、いつも清潔に。刺激の少ない、弱酸性石けんで洗いましょう。水虫はしぶとく、再発しやすい病気です。"かゆみ"や"いたみ"などの自覚症状がなくても、しばらくは根気よく治療を続けましょう。
皮膚病は昔からありますので地方によってもいろいろな呼び名でよばれています。
*あなまたぐされ 足白癬の趾間ビラン型
*あなまたぐされ カンジダ性指趾間ビラン症
*ぜにだむし   躯幹部白癬
*いんきんたむし 陰股部白癬
*シラクモ    頭部白癬
*くろなまず   癜風
*シミ      肝斑
*ソバカス    雀卵斑
*しろなまず   尋常性白斑
*黒あざ     色素性母斑
*青あざ     蒙古斑並びに青色母斑
*赤あざ     血管腫
*たづ、胴巻き  帯状疱疹
*トビヒ     伝染性膿痂疹
*水いぼ     伝染性軟属腫
*いぼ      尋常性疣贅
*水ボウソウ   水痘
*熱の華     口唇ヘルペス、単純性疱疹
*リンゴ病    伝染性紅斑
*ひぜんがさ   疥癬
*にきび     尋常性ざ瘡
*しもやけ    凍瘡
*やけど     熱傷
*アセモ     汗疹
*カブレ     皮膚炎
最近は少ない様ですが「オムツかぶれ」も皮膚病です。これは親達の責任です。本当は「ウンチかぶれ」であり「オシッコかぶれ」なのです。これはきちんとウンチやオシッコ処理していればなおります。オムツカブレの予防はどんな薬よりも頻繁なオムツの交換が一番です。せめてオムツ代だけは節約しないようにしてあげて下さい。
最近は乳児用の沢山の商品が出回っています。
赤ちゃんの声・・・「オシッコのもれないオムツなんて、まるでオシッコの湿布みたい。お金かけないでいいから、手をかけてほしいんだよな」といっています。
オムツ・カバーは通気性に富んだものを選び、交換は頻繁に(1日10回以上)してやって下さい。 できれば布のオムツ、そして洗濯にも注意しましょう。

今月の映画・十戒

セシル・B・デミルが1923年の自作を監督自身によるリメイク版だが、彼が総力をあげて作った作品。超大作です。旧約聖書の出エジプト記に描かれたモーゼの物語を基に、モーゼがイスラエルの民を率いて聖地を築くまでを特撮を駆使して描かれました。「ベン・ハー」と双璧を成すスペクタクル史劇の傑作。
当時としては天文学的な1350万ドルをついやし完成させました。撮影はエジプトとシナイ山に巨大なオープンセットを作り行われました。
リメイク版ではモーゼ(チャ-ルトン ヘストン)の生涯が描かれています。
舞台はラメシス一世の治めるエジプト。新しく生まれるヘブライの男の子をすべて殺すという国王から逃れるためナイル川へ一人の男の子が流されました。その子がモーゼ。
王女に拾われた彼はやがて王子となり、ラメレスの実子により迫害、追放されるが、、、
有名な海が割れるシーンはもちろん、豪華絢爛な今では考えられない美術セットは圧巻です。
CGのない時代にすごい仕掛けでビックリ。旧約聖書を忠実に再現しているが、映画
としても面白い。映画ファンはもちろん、知識としても絶対!見るべき映画だと思います。誰もが知っている大作なので何度観ても面白いですが、最近のCGとか見慣れている人には「ふーん。」って感じなのかな。
話はもちろん面白いですよ。
ところで昔見た聖書を題材にした映画で、バベルの塔とかソドムとゴモラ(うろ覚えだから合ってるかどうかは不明。)の話があったような・・。この映画の詳しい内容、誰か知りませんか?
たぶん、イタリアのアヌーク・・エーメ、ロッサノポデスタが出演していたと思います。
いま、イスラエルとパレスチナの紛争を見ていると旧約聖書の認識、解釈の違いが根底にあり、そして第二次世界大戦後イギリスなどの先進国のエゴイスティックな政策が引き起こしたように感じます。ひとつの聖地を分け合えば、またお互いに尊敬すればいいのに。
と思いませんか。宗教戦争って日本人には理解が難しいです。
旧約聖書の中に紀元前十一世紀にはユダヤ人と非ユダヤ人とは紛争もなくお互いの生活圏を尊重した共存生活が営まれていたとありますが。。。。。
十戒を観るとすこしは理解できると思ったのですが・・・・・・・