香川県高松市での整形外科・内科・健康診断・予防接種は吉峰病院へ。

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コスモス新聞

コスモス新聞 病院からのお知らせ、ちょっとしたエピソード、医療に関するお話、患者様よりお寄せ頂いたメッセージ、思い出の映画など情報満載です。

コスモス新聞第10号

友に学ぶ・共に学ぶ

4月7日(木)に富山より鷹西御夫妻を迎え、当院で"障害を受け入れる為に、心ふれあう場をみんなの手で"という題で講演をしていただきました。彼の講演とリハビリテーションの実際の話の中で久しぶりに爽やかな感動を覚えました。
=医の原点をみる=
彼とは私の赴任先の富山で最初は医師-患者の関係でした。ちょっとした事から互いに信頼が生まれ、それが友情につながったのです。
リハビリテーションの講演をと考えた時、すぐ彼の事が頭に浮かびました。彼に連絡をとり、気持ちよく引き受けてくれた時は感激すら覚えました。
3年振りにあった彼は以前のままでした。死に物狂いでリハビリに挑戦し、死に物狂いで社会復帰を目指していた彼そのものでした。
彼のリハビリとはという講演を聞き「これは本物だ」と再確認しました。ユーモアをまじえた語り口もですが、一生懸命に生きている姿が、話からも物腰からも直感的にうかがえました。彼の話は分かりやすく、具体的で彼の主張である「リハビリとは事故や病気で失った機能や能力を回復して、再び社会に復帰する事である」そのものでした。
彼の講演を聞き、残された能力をフルに発揮させて生活の再生をはかる。また、その担い手になりたいと思い、リハビリを追及する姿勢の中に医療の原点をみるような感じを受けたのは私だけではないでしょう。
彼はソーシャルワーカーになるための勉強していると聞き、さらに感動を覚えました。分子レベルの研究や様々なME機器を駆使して行う治療などが脚光を浴びている現在、どちらかといえば医者もあまり手をつけない、日の当たらないリハビリテーションという領域を、彼が今、勉強してがんばっている。彼を動かすものは何なのだろう。
それは、彼の持つ勇気と、人を思いやる暖かい心だろうと思います。
そして友人がこのようにすばらしい、立派な仕事をしている事を誇らしく思い、私自身も彼にふさわしい友人として、共に頑張りたいと思います。

症状のない病気 3 高脂血症

前回、前々回と「症状のない病気、高脂血症」について述べてきました。今回は運動療法、生活の仕方について話をします。
前回の食事療法でも肥満がよくないという事をお話しましたが、エネルギー制限だけで治療をする事は困難です。
食事療法、運動療法を共に行って脂肪の合成をおさえる事が大切です。
運動がどうして良いか簡単に述べましょう。
運動をしますとLPL(悪玉コレストロール)の活性が高まってトリグリセライドの分解がスムーズに行われるようになり、HDL(善玉コレストロール)が増加します。更に食事療法、運動療法を併用することで脂肪細胞の大きさが小さくなります。脂肪細胞は大きいとインスリン抵抗性になり、膵臓がインスリンを多量に作り、高インスリン血症になります。この高インスリン血症がトリグリセライドの合成を高めて高脂血症をもたらします。脂肪細胞が小さくなるとインスリン感受性が良くなり、トリグリセライドが減って高脂血症の治療になる訳です。
コレステロールに関しては運動をしたら良くなるという論文はありませんが、トリグリセライドを低下させる事がコレステロールを下げる事に役立つという報告があります。
では具体的にどうすればいいのでしょうか。
・1日30~40分の散歩をしましょう。
距離でいえば1日3km位で1週間で20kmを目標にしましょう。
まず、手初めに今日から10分間の散歩をしてみましょう。
1分間に80~100m歩きましょう。(ということは1分間に100~130歩です。 2~3日毎に10分ずつ増やしていきましょう。10日~2週間で目標に達するように努力しましょう。
ただし、脈拍が1分間に120をこえないように注意して下さい。(100~110までにしましょう)
急に120と言われても困ってしまうと思いますので、一度、当院の物療室で自転車こぎを試していただいて120回の脈拍を覚えましょう。
運動療法の効果はすぐにはあらわれません。3週~1ヶ月たってから効果があらわれてきますので、出来るだけ毎日続ける事が大切です。

他に気をつける事はないでしょうか。

・タバコ
タバコは動脈硬化をおこすといわれています。動脈の内皮細胞を障害し、そこからLDL(悪玉コレステロール)が浸入し、血小板が凝集しやすくなり動脈硬化をおこします。また動脈硬化を防止しているHDLコレステロールが減り、細胞にコレステロールがたまってきます。ついには血小板の凝集が高まり、血栓をつくりやすくなり、動脈硬化を促進します。
・アルコール
アルコールはトリグリセライド、HDLに強い影響を及ぼします。肝臓におけるトリグリセライドの合成を高め、血中への放出を増加し、またLDLの活性を高め、トリグリセライドの異化を促進します。
・ストレス
ストレスはホルモンを多く分泌し動脈の攣縮をおこし、動脈硬化を進めます。ですからストレスをためないように、ストレスを解消するような方法を自分で持つように努力しましょう。趣味を持つとか、音楽を聴くとか、何か自分の好きな事をするようにしましょう。
・肥満
3回にわたり、高脂血症について話をしてきましたが、標準体重を保つ事が非常に大切な事です。簡単な方法で求める事ができます。
(身長-100)×0.9です。また、身長が150cm以下の人は(身長-50)×0.5です。20%をオーバーすると、いろいろな悪い状態が出て来ます。糖尿病になりやすくなったり、高血圧、高尿酸血症(痛風)動脈硬化の危険が増大します。10%以内にすることが大切です。
ご不明な点や分からない事は、医師、看護婦にお聞き下さい。 尚、次回は痛風についてお話しします。

バックナンバーのお知らせ
昨年10月より患者さんとの対話を深めようと思いコスモス新聞を発刊してきました。まだまだ未熟な仲間で作っていますので、誤字、脱字などありますが、是非一度、お読み下さい。1号より現在までのコスモス新聞を取り揃えていますので、受付に申し込んでいただければ、差し上げられます。

パートナードッグをご存じですか?

盲導犬が、目の不自由な人々の目の代わりをするように、聴導犬が耳の不自由な人々の耳の代わりをするように、パートナードッグは、肢体が不自由な人、車椅子生活をする人の日常生活をサポートする役目を担っています。
例えば、電灯をつけたり、受話器を持って来たり、トイレや着替えを手伝ったりして障害者を助けるように、特別に訓練された犬なのです。
米国では千頭近くの犬が活躍しています。でも日本では米国で訓練を受けて、東京八王子で、千葉さんと暮らすチェサピークベイ・リトリバーのブルース君、唯一頭しかいません。いまその弟分になる国内育成犬第一号が「パートナードッグをそだてる会」で訓練されています。
ところがこの犬一頭をパートナードッグとして訓練して、リシピエント(パートナードッグを受ける人)に渡すまでには、100万円以上を必要とします。そしてパートナードッグを社会的に認めさせ、公共の場や施設、交通手段を自由に使えるように、皆さんの協力と理解をお願いしたいのです。
もし、あなたがファクスをお持ちなら、0990-62-8787に電話して下さい。そして音声案内に従って情報番号、734を押して下さい。A4判で3枚のパートナードッグに関する情報が流れてきます。情報料など約130円の内、NTTの手数料などを除いた80円が募金に廻る仕組みになっています。

その他に
☆会をバックアップしてくれる会員
☆会社、個人、お店をなさっている方で、会の募金箱をおいて下さる方
☆トレーニング中の犬を預かってくれるトレーニングホーム
☆退役後の犬、訓練をしてみたけれど、パートナードッグとして適さない犬をかわいがってくれるペツトホーム
☆犬を提供して下さる方等も併せて募集しています。
レシピエント希望、レシピエントについてのお問い合わせもどうぞ。
詳しい問い合わせは下記に電話や手紙で聞いて下さい。

パートナードッグを育てる会事務局
東京都八王子市館町2038-1
℡0426-66-2825